古き賢哲聖人はすべて理義を用いました。
六壬の理義もまた同じです。
天一は水を生じ天五は土を生じます。
水は萬物の血脈で、土は萬物の根本です。
故に
水と土は十二運を見るのは同生同死であり
水の数一と土の数五と合わせて六となります。
壬の字の上のノは水が東に流れる象をあらわし
下の土と重なるのは地の厚載をあらわしています。
中の一字が長い縦線は天地を貫き
横の長い一字は宇宙を象しています。
天地と宇宙は同用です。
それは水土をもって萬物生育培養の功をなしています。
この理義により六壬となしています。
よくよく考えれば
孝とは「おいがしら」に子と書きます。
土の中に水が流れる象です。
壬と子孫繁栄を願い上においがしら
下に子を組み合わせています。
この字を命にいただいたのは
壬の申し子として因縁を感じます。
実姓も神仏混合の姓であり
陰陽道に合致です。