９月号記事 地名

天文暦９月号抜粋

地名　　

日本人が古くから地名に並々ならぬ関心を抱いてきたことは
『紀紀』や『風土記』にたくさん記されている地名起源の
説話が示しています。

地名は単なる記号や名辞ではなくて、土地の精霊を冒涜すること
なしにはみだりに改変することは許されないものとされてきました。

地名はその土地に生死した人々の歴史、生活、精神の貴重なるものです。なぜなら、地名には古くからその土地と結びついた言語、民俗、生産、地理、信仰、文化など往時の人々の姿と心が今に伝えられ、はるか彼方の時間とともに伝えられてきたのです。

今日の日本は保持伝承されてきた地名を尊重せず、戦後頻繁におこなわれてきた行政区画整理は歴史的意義を持つ地名に大きな変化を加えてきました。

　　　　　　　　　　『地名辞典より』

算命学で占断する場合、地名を知ることは大切です。
宿核も方位も守護神での占断をするのに、地名の重要性が
加わります。