薪能の本番まで22日となった。全体の申し合わせまで7日。演目は「須磨源氏」役は
前シテである。
妻には「何とかなるさ」とは言っているが、能面を付けての稽古をすると距離感、方向感がなかなか
つかめない。
自宅18畳の日本間は能舞台と同じ方形でいい稽古場になるが、古畳では足がぐらつくこともある。
能では自分の役どころ(前シテ)の謡だけ覚えても、ワキ方、地謡い方、囃子方の謡を覚えないと
自分の所作ができない。どんな芝居でも当たり前だろうが、能では連想の役に立たない意味不明の言葉も
多いので苦労する。
一人稽古ではワキ方、地謡方、囃子方の拍子を独り芝居よろしく、流れを録音テープに納め、「運び」
の稽古を始めたら、なんとかなりそうになった。
稽古場は室内だけではない、減反の草刈をしながら、大きな声で謡っている。
それにしても能面を付けると小さな穴からせまい範囲しか見えない。だから余分な情報が入ら
ないので集中できる反面、不安感、孤独感が迫ってきて謡・セリフが出なくなる。
やはりなんとかならないものかも知れない。(ksk)
前シテである。
妻には「何とかなるさ」とは言っているが、能面を付けての稽古をすると距離感、方向感がなかなか
つかめない。
自宅18畳の日本間は能舞台と同じ方形でいい稽古場になるが、古畳では足がぐらつくこともある。
能では自分の役どころ(前シテ)の謡だけ覚えても、ワキ方、地謡い方、囃子方の謡を覚えないと
自分の所作ができない。どんな芝居でも当たり前だろうが、能では連想の役に立たない意味不明の言葉も
多いので苦労する。
一人稽古ではワキ方、地謡方、囃子方の拍子を独り芝居よろしく、流れを録音テープに納め、「運び」
の稽古を始めたら、なんとかなりそうになった。
稽古場は室内だけではない、減反の草刈をしながら、大きな声で謡っている。
それにしても能面を付けると小さな穴からせまい範囲しか見えない。だから余分な情報が入ら
ないので集中できる反面、不安感、孤独感が迫ってきて謡・セリフが出なくなる。
やはりなんとかならないものかも知れない。(ksk)