染色業界では、染料の高騰のため、
限られた染料で色を出す時代になりました。
たとえば12色で表現するか、36色か126色で色を表現するか
色の出し方も違ってきます。この赤色を出すには、一缶3万円の染料を
頼めば出来る。職人は考える。先立つ予算がない現実。
微妙な色が出せなくなった。 そのような現実があります。
色は自然のまま! という観点からすると、
タンニンで染めるのは 間違っていないと言う事です。
コストは高いけれども、良さが解っていただけるお客様がいらっしゃいます。
美意識がコスト削減の餌食になってしまいました。
大名が絵師を抱えていた時代。明治時代の公爵男爵の良き時代。
そして高成長の昭和時代からするとい、どこかが間違ってしまった感じがいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます