3月30日ばあちゃん死んだ

「あと2年…」ばあちゃん死んだ俺が生まれてから両親は共働き、俺はばあちゃんから生まれたと本気で思っていたプラモデルがほしいと大泣きすると買ってくれたテストで100点とるとお小遣いをくれた思春期には手を挙げた事があった社会人になり、たまに帰省すると飯を食わせてくれた、食って来たと言っても飯を作って持って来た老人ホームに会いに行くと笑顔で「よく来たねぇ～」誰だ？と聞くと「あんた誰さ？」、帰る俺に手を振り寂しそうな顔で見送ってくれた最後は寝たきりで食事は点滴、話しかけても反応しない、視線は空を見上げていた俺の育ての親は98年と79日の人生を終え、煙のように空へと消えて行った