気仙沼の大島には,津波にまつわる昔話「みちびき地蔵」が伝えられています。執務室の本棚に「みちびき地蔵」の絵本があり,大島のどこにあるのか気になっていましたが,ようやく現地を確認することができました。
田中浜を望む民家の近くに小さなお堂とお地蔵様が並んでいました。
案内していただいた地元の方にお伺いすると,いつ頃から「みちびき地蔵」と呼ばれたかは不明で,いまのようなお地蔵様が安置される前は,小石が積み重ねられていたのではないかというお話でした。
大震災前にも幾度となく津波が押し寄せ,数多くの悲しみがあった地域ですが,みちびき地蔵は,これからもこの地を見守っていくことでしょう。
大島に立ち寄る機会がありましたら,是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。(R.T)