去る5月24日,岩手県と宮城県にまたがる陸中海岸国立公園と青森県の「種差海岸階上岳県立自然公園」が再編され,新たに「三陸復興国立公園」が創設されました。
こちらは「三陸復興国立公園」の指定を祝うために気仙沼市役所ワンテン庁舎に掲出された垂れ幕です。
この三陸復興国立公園ですが,気仙沼市の岩井崎が最南端の景勝地だということで,久しぶりに岩井崎へ行ってみました。
まず向かったのは通称「龍の松」。昨年の干支が辰で縁起がよいとのことで有名になりましたが,その姿は健在でした。
続いて有名な潮吹き岩。写真の真ん中にうっすら潮を吹いているのが写っているのが見えますか?
条件がよければもっと元気よく潮を吹くようですが,今回の訪問時はあまり条件がよくなかったようです。
こちらは江戸時代に活躍した郷土出身の横綱・第九代秀ノ山雷五郎像です。東日本大震災の大津波に耐え,堂々と太平洋を見ています。
ところで,かつてこの地域で作られた塩は伊達家のお殿様に献上されるほど上質の塩でした。その伝統は受け継がれ,「塩作り体験」が行われてきました。
東日本大震災で,その「塩作り体験」の重要な役割を担ってきた方はお亡くなりました。
しかし,気仙沼市階上観光協会が中心となり,いろいろな方々の協力を受け,昨年11月,「塩作り体験」は見事復活しました。
今回はその「塩作り体験」の施設を訪問しました。
そこで目にしたのは,岩井崎の塩を使った「潮騒ダー」と「ふかひれエキス入り塩あめ」。
「潮騒ダー」はこの施設や市内の仮設商店街で購入できるほか,インターネットによる通信販売でも購入できるようです。
「ふかひれエキス入り塩あめ」は見本とのことでしたが,近々この施設でも販売を開始するとのことです。
この施設にはレンタサイクルが用意されていて,岩井崎周辺を自転車に乗って観光することもできます。
お近くにお越しの際は,是非,気仙沼市の岩井崎にお立ち寄りください!!
岩井崎の場所は以下の地図を参考にしてください。
(T.H)