田中角栄の8つの金言
列島改造政策を進める以外にはない
田中角栄元総理
日本を変えた希代の政治家
金額返済一切無用 金言から伝説の政治家が見える
54歳総理大臣就任 戦後最年少
キャッチフレーズ 「決断と実行」
就任2ヶ月で、日中国交正常化 しかし衆議院議員田中角栄を逮捕しました
ロッキード事件では、外国為替管理法違反で逮捕された
それでも地元・新潟では・・・銅像が建つほど絶大な人気者
一部の権力闘争に党の命運をかけていけない
なぜ田中角栄は愛される?
田中角栄の金言
政治に必要なこと
政治は数 数は力 そして力は金だ
「田中派」最も多いときは140名の勢力を誇った
角栄のもとには、政治家だけでなく、とにかく人が集まった
政治は数 数は力 そして力は金だ
決定的瞬間 目白の自宅100人も入れる大広間
角栄の自宅に来た目的とは!?
田中角栄の元には日本全国から連日400人が頼み事に来ていた 目白の自宅を「目白詣」と呼ばれていた
地元新潟からバスに乗って東京観光して楽しんで、目白の自宅に行ってお願い事がセットになっていた(陳情)
政治家たるもの陳情を受けてそのリクエストにどう答えるかは当たり前 田中角栄の自宅に造った大部屋
多いときでバスを連ねて400人もの人が来た
陳情者に対する金言
陳情には返事を出す 結果は相手の希望通りでなくとも
「聞いてくれたんだ」となる 大切な事だ
陳情には必ず返事を出す
当時 自民幹事長1970年のニュース
食事もそこそこに高速道路を一走り、目白の大邸宅に帰って来れば陳情の山と積まれる予算の季節
角栄はその場で出来る・出来ない・決断の早さ
明確な答えを訴えたと言う
陳情には返事を出す 結果は相手の希望通りでなくとも
「聞いてくれたんだ」となる 大切な事だ
田中角栄の地元新潟
越山会 元青年会長 貝瀬厚一
当時 新潟をPRするイベント
上野駅に裸押し合い祭りのローソクを展示してもらえるように運動したが、安全の問題とかいろんなこと言ってなかなかできない田中角栄先生のところに言って直接私が頼んだら1秒でした
国鉄総裁命令出せ びっくりこいた
1件の陳情に5分 これで1日400人裁いた
最後は決まって記念撮影
陳情は正当な民主主義の手続きなので誰でもOKです
政治は数 数は力 そして力は金だ
金と力は有権者の要求に応える手段だったと言う
角栄は選挙で絶大な強さで誇った事でも知られる
ロッキード事件第一審で有罪判決直後の選挙では
ロッキード ロッキード朝から晩までロッキード
「おけさ」じゃあるまいし 過去最高の22万票で
トップ当選
選挙にまつわる金言 キャッチフレーズ「若き血の叫び」
そのとき掲げた公約 ダイナマイトで三国峠をぶっ飛ばす
新潟に雪が多いのは三国峠のせいだ
それなら峠を吹き飛ばせばイイと大真面目に訴えた
群馬の三国峠を越えると、そこは雪国だった
雪国で暮らす人たちは惹きつけられた
新潟を変える角栄の原動力だった
地元新潟に対する金言
雪というのはロマンではない 生活との闘いだ
地方分散 一極集中の排除 つまり雪との闘い
雪はロマンではなく闘いなのだ
29歳で初当選 39歳で郵政大臣 54歳で総理大臣
民主政治は国民の支持と理解がなければ、その政策効果をあげることはできません
国民の支援を求め前進してまいります
総理就任後
「日本列島改造論」1972年日刊工業新聞社出版
都市と地方の格差をなくすための構想が綴られている
田中角栄のさらなる金言
大都市と地方の格差を是正 どうしたら是正出来るか
高速道と新幹線網
角栄が生涯を通して、都市と地方の格差をなくす事
その構想を纏めたのが1972年「日本列島改造論」
日本列島改造論の金言
記者たちが日本列島改造論を絶賛された角栄
そんなに売れているのか?ワシも今度読んでみよう
当然知っておきながらとぼけてみせたと言う
日本人の豊かな生活を確保するには、列島改造政策を進める以外にないと確信する
東京~新潟 関越自動車道
田中角栄さんの目白の自宅から実家新潟までのルート
たった3回曲がるだけで到着します 220キロ
田原総一郎は角栄への取材で政治ジャーナリストになる
1976年衝撃が走る 前代未聞、元総理の逮捕
ロッキード事件
日本の政府関係者に現金が流れたとされる
角栄に5億円が渡されたとされ東京地検に逮捕される
以降、TVメディアから姿が消えた
5年後・・角栄がインタビューに応じた田原総一郎
その凄さを聞いてみた!
構想力・行動力凄いですね 他にいない
僕が今まで会った政治家で誰が1番凄いかと言ったら
文句なしに田中角栄
人心掌握術
地元・新潟の名前まで記憶している
今度の選挙はちゃんとやりますよ
地元・新潟の人は角栄を熱心に支持
例えば角栄が新潟に帰る 駅前にいっぱい人が来る
みんな名前をちゃんと呼ぶ 人々を虜にした角栄の行動
田中角栄金言
人が悲しんでいる時に寄り添ってやることが大事
田中角栄が最も重視したのが有権者との付き合い
有権者への金言
祝い事は遅れてもいい ただし葬式だけは真っ先に駆けつけろ 人が悲しんでいる時に寄り添ってやることが大事なのだ 冠婚葬祭で葬式を最も重視した角栄
誰よりも先に駆けつけ人目もはばからず涙を流し故人を偲んだと言う さらに1週間過ぎた頃 花が枯れる頃遺族も悲しみが募る 最初の花が枯れる頃必ず新しい花を届けた
祝い事は遅れてもいい ただし葬式だけは真っ先に駆けつけろ 人が悲しんでいる時に寄り添ってやることが大事なのだ
人心掌握術2
官僚を味方につける方法
驚きの人心掌握術が!
課長以上の全公務員誕生日・結婚記念日・息子・娘の誕生日みんな知っていて、その時はちゃんと贈り物をする
だから官僚から絶対の信頼を受けていた
全省庁の課長以上の名前・誕生日その子どもの誕生日まで記憶しプレゼントしていたと言う
官僚に対する金言
官僚を虜にする金言
手柄は連中に与えて泥は当方がかぶる
えこひいきはしない 名指しで批判はしない
叱るときはサシ 褒めるときは大勢の目の前で褒めるのだ
人心掌握術3
議員を味方につける方法
最大140人の「田中派」
亀井静がよく言っていた
田中派の全議員に年間1人当り数百万くれるいまの価値で1千万円超える さらに何回か当選すると必ず大臣になれる 鉄の結束を誇った田中派 その裏には「地位と金」があったと言う ただ金をばらまいていたワケではない
金にまつわる金言
金は頭を下げて受け取ってもらえ くれてやるという態度が少しでもあればその金は死に金になる
語りつがれる逸話がある
田中派の議員が借金で100万円貸して欲しいと泣きついて来た 数日後 議員の元へ角栄から封筒が届く
中には300万円さらに1枚のメモが入っていた
メモに300万円の使い方が記されていたと言う・・・
100万円で借金返せ 100万円で仲間にたらふくご馳走しろ 残りの100万円は貯金しろ
議員が胸を熱くした言葉とは全額返済無用
これが角栄流のお金の使い方
金は頭を下げて受け取ってもらえ くれてやるという態度が少しでもあればその金は死に金になる
実は田原も角栄の金に触れていた
取材が終え帰ろうとしたとき 角栄に呼び止められた
「ちょっと 田原待て」
後ろの金を開けて封筒見せて「取れ」多分100万円
「田中角栄」と書いて判子も押してある
本人から直接100万円渡される
受け取ったらおしまい でも受け取らなかったら
怒らせたら以後自民党の取材が一切出来なくなる
土下座をして返しました
その後 いろんな総理大臣自民党の幹部から金を与えらいかないと・・これが理由づけになった
良くも悪くも政治家らしい男だった
政治哲学を語った金言
世の中は白と黒ばかりではない
敵と味方ばかりでもない その中にグレーゾーンがある
そこがいちばん広い 天下というものは、そのグレーゾーンを味方につけなければ決して取れない
世の中はグレーゾーンが1番広い
清濁併せ呑むそれが田中角栄
こんな人も居ました 市川房枝
婦人運動家 昭和を通して女性のために闘ったアノ人物です
選挙が始まる前に、汚職が暴露されている国家議員の地元へ
政治の浄化を闘う17団体の代表と共に乗り込んだ
正義感が強くその点では頑固で決して妥協しない人でした
戦争への道をストップさせなきゃならんと、戦争に反対するような
政党を選ぶと理想選挙を貫き通しその清潔さを武器に議会制民主主義
のあり方を問い続け闘う姿勢を崩さなかった 女性参政権を獲得清潔な
選挙でも有名でした
ご静聴 ありがとうございました

