フーシ派乗っ取り?の貨物船 日本人乗組員なし 英国会社所有
2023/11/19 23:59
イエメンの位置
(毎日新聞)
イスラエル軍は19日、イエメンのシーア派武装組織フーシ派が紅海を航行していた貨物船を乗っ取ったと発表した。中東メディアは、この船がイスラエル企業が関係する船だとしているが、イスラエル軍は「イスラエル企業の船ではなく、イスラエル人も乗っていない」と否定している。
国土交通省によると、19日午後10時過ぎに、日本郵船から船が「拿捕(だほ)されたようだ」という内容の連絡があった。日本郵船によると、拿捕された船は英国の会社が所有。日本郵船がチャーターして運航している自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」で、日本人の乗組員はいないという。
イスラエル軍によると、貨物船はトルコからインドに向かう途中で、イエメン近くの紅海南部を航行していた。多国籍の乗組員が乗船していたという。中東メディアによると、乗組員は22人だという。
イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、イランやイランが支援するフーシは、イスラエルへの敵対姿勢を強めている。フーシは10月以降、イスラエルに向けて地対地ミサイルやドローンなどを発射したとされる。【三木幸治(エルサレム)、斎川瞳、遠藤浩二】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます