大阪府茨木市の立命館大学「大阪いばらきキャンパス」などで、窃盗を繰り返したとして元学生の男が逮捕・起訴された事件で、元学生が「盗んだタブレット端末やワイヤレスイヤホンは自身で使っていた」などと供述していることが分かりました。
さらに、立命館大学では、京都市のキャンパスでも同様の置き引き被害が複数件起きていることが分かり、警察は関連がないか慎重に捜査を進めています。
窃盗の罪で逮捕・起訴された立命館大学の元学生・中村英世被告(21)は、在学中だった去年10月、大阪府茨木市の立命館大学のキャンパス内などで現金が入った財布やカバンなどを盗んだ罪に問われています。
中村被告は、学生の身分を利用して、学生証などがないと入ることができない図書館などで、置き引きを繰り返していたといい、警察の調べに対し、「盗んだ現金は遊びに使っていた」と供述する一方、「やりすぎて覚えていない」と話しているということです。
立命館大学「大阪いばらきキャンパス」 ©ytv© ytv
これまでに判明している犯行のうち、盗んだ現金約10万円については友人との食事など遊興費に使い、タブレット端末やワイヤレスイヤホンなどの電子機器は「自身で使っていた」などと供述していることが新たに分かりました。
警察はこれまでに、中村被告が「大阪いばらきキャンパス」と滋賀県草津市の「びわこ・くさつキャンパス」で計13件の窃盗容疑について裏付けて検察庁に送致し、被害総額は約117万円相当に及んでいますが、京都市北区の「衣笠キャンパス」でも同様の置き引きによる窃盗事件があり、複数の被害届を受理しているということで、警察は関連がないか慎重に捜査を進めています。
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