石川・志賀町で震度6弱観測 気象庁、地震計の異常の有無を調査へ
2024/01/07 03:38
(毎日新聞)
気象庁は6日午後11時20分ごろ、石川県能登半島沖を震源とする地震があり、同県志賀町で震度6弱を観測したと発表した。一方、周辺地域では震度1〜3が観測されており、志賀町の6弱が突出して高いことなどから震度計に異常がないか現地に職員を派遣して調査するという。
同庁の発表では、震源の深さは5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)の推定値は4・3。志賀町に近い同県七尾市、輪島市、中能登町で震度3を観測した。
気象庁の鎌谷紀子地震津波監視課長は7日未明の記者会見で、震度6弱の値について「(震度計の)波形としては正常に見える。震源が観測地点に近く、大きく揺れた時間が数秒と短かった。このため大きな揺れを感じなかった可能性もある」と説明した。その上で、石川県などで地震が群発する1日以降、今回震度6弱を観測した地震計にデータ送信の遅れなどが生じたケースがあったことにも触れ「周辺と比べて震度が大きすぎるので調査する」と述べた。
地震発生後、林芳正官房長官らが官邸に参集。林長官は記者団に「現地からの情報を総合的に判断した結果、重大な影響は認められない」と説明した。【竹田直人、大場弘行】
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