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静岡 特養で集団食中毒 利用者と職員33人が腹痛や下痢 2人死亡

2023-11-15 23:43:11 | ニュース
NHKNEWS
静岡 特養で集団食中毒 利用者と職員33人が腹痛や下痢 2人死亡
2023年11月15日 22時15分 O157食中毒
静岡県は、西伊豆町の特別養護老人ホームで利用者と職員あわせて33人が腹痛や下痢などの症状を訴え、2人が死亡したと発表しました。患者の便からは腸管出血性大腸菌O157が検出され、県は施設で出された給食が原因の集団食中毒と断定しました。

静岡県によりますと、11月6日の朝から、西伊豆町にある特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」の利用者と職員の合わせて33人が腹痛や下痢、血便などの症状を相次いで訴えたということです。

患者の内訳は、
▽45歳から103歳までの女性25人と、
▽57歳から95歳までの男性8人です。

このうち、いずれも西伊豆町に住む入所者の
▽76歳の女性が11月11日に、
▽81歳の男性が15日に
それぞれ死亡したということです。

また、現在8人が入院しているということです。
保健所が調べたところ、全員が11月3日に施設で昼食として提供された給食を食べたとみられ、検査の結果、10人の患者の便から「腸管出血性大腸菌O157」が検出されたということです。

県は、施設で出された給食が原因の集団食中毒と断定し、この施設の調理を担当していた「日本ゼネラルフード」に15日から当分の間、営業禁止を命じました。

会見で静岡県衛生課の太田智恵子課長は「営業を再開する前に徹底した消毒と従業員の教育を求めたい。原因についても今後、詳細に調査していきたい」と述べました。

施設長「大変重く受け止め」
「ヒューマンヴィラ伊豆」の佐藤友康施設長が取材に応じ「症状を重くされ、施設内や医療機関で治療し職員一同で介抱したがお亡くなりになりました。施設では大変重く受け止めています。およそ20人が施設内で治療し、複数の方がまだ症状を訴えています。1日も早い回復に向けて全力をあげて対応をおこなっていきます」と話していました。

調理委託を受けた業者「誠心誠意おわび」
この施設から調理の委託を受けていた名古屋市に本社のある「日本ゼネラルフード」は「今回、2名の方が亡くなられ重く受け止めています。誠心誠意おわびを申し上げます。今後は、社内の衛生管理を徹底してまいります」とコメントしています。

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