乱反射 ~もう忘れて下さいませ。~

と言えるほど、世の中と人生は甘くもウマくもないことは知っている
錯綜する日々の戯言、読書や各外国語の学習の備忘録を

7月から<華の嵐>の放映があるぞー!

2022-06-26 23:53:55 | 戯言&読書ノート

待ってた! ずっと待ってた!

BS260chの松竹東急さん! ありがとう!


<華の嵐>


第1回が、7月1日(金) 14:00 - 14:30、または7月4日(月) 9:00 - 9:30 なので、忘れずに予約しておこう。
これがすべて録画できる、最後のチャンスかもしれない。

***

では、『秀吟百趣』のピックアップを。

ああ接吻(くちづけ)海そのままに日は行かず鳥翔(ま)ひながら死(う)せ果てよいま  若山牧水

若山牧水のところで挙げられていた短歌。
これ、教科書に載ってたっけなあ?


しら珠の數珠屋町とはいづかたぞ中京こえて人に問はまし  山川登美子

実際、数珠屋町は京都にないらしい。
登美子の和歌は好きなので、他にも挙げておく。

髪ながき少女とうまれしろ百合に額は伏せつつ君をこそ思へ

それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ

山川登美子のところで紹介されていた、與謝野晶子の短歌も。

いはず聽かずただうなづきて別れけりその日は六日二人と一人  與謝野晶子


松根東洋城(まつねとうようじょう)のところで挙げられていた、晶子の短歌。

とき髪を若枝(わかえ)にからむ風の西よ二尺に足らぬうつくしき虹  與謝野晶子


一枝の濃紫(こむらさき)せる紅葉あり  竹下しづの女


年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり  岡本かの子

「いよよ華やぐ」の言葉だけ知ってたが、出典が分からなかった。
これだったか。


返り花薄氷(うすらひ)のいろになりきりぬ  飛鳥田孋無公(あすかたれいむこう)


あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす晝  佐藤佐太郎


それではおやすみなさいませ。


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