待ってた! ずっと待ってた!
BS260chの松竹東急さん! ありがとう!
<華の嵐>
第1回が、7月1日(金) 14:00 - 14:30、または7月4日(月) 9:00 - 9:30 なので、忘れずに予約しておこう。
これがすべて録画できる、最後のチャンスかもしれない。
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では、『秀吟百趣』のピックアップを。
ああ接吻(くちづけ)海そのままに日は行かず鳥翔(ま)ひながら死(う)せ果てよいま 若山牧水
若山牧水のところで挙げられていた短歌。
これ、教科書に載ってたっけなあ?
しら珠の數珠屋町とはいづかたぞ中京こえて人に問はまし 山川登美子
実際、数珠屋町は京都にないらしい。
登美子の和歌は好きなので、他にも挙げておく。
髪ながき少女とうまれしろ百合に額は伏せつつ君をこそ思へ
それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ
山川登美子のところで紹介されていた、與謝野晶子の短歌も。
いはず聽かずただうなづきて別れけりその日は六日二人と一人 與謝野晶子
松根東洋城(まつねとうようじょう)のところで挙げられていた、晶子の短歌。
とき髪を若枝(わかえ)にからむ風の西よ二尺に足らぬうつくしき虹 與謝野晶子
一枝の濃紫(こむらさき)せる紅葉あり 竹下しづの女
年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり 岡本かの子
「いよよ華やぐ」の言葉だけ知ってたが、出典が分からなかった。
これだったか。
返り花薄氷(うすらひ)のいろになりきりぬ 飛鳥田孋無公(あすかたれいむこう)
あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす晝 佐藤佐太郎
それではおやすみなさいませ。