に、今回のマドレーヌとフィナンシェが加わった。
これを見るたび、食べるたびに、思い出してしまうの、ほんとにイヤ。
これから、たまにでも買って食べようと思ってるのに。
記憶は上書きされないし、消去も抹消もできない。
ちなみに40年以上、父の暴言で忘れられない食べ物は、お正月にだけ食べる「玉桜」という練り物だ。
毎年、玉桜を食べるから、毎年「あの時、こんなこと言われたなあ」と食べるたびに言っているので、我が家のお正月でおせち料理を食べるときの雰囲気は、最悪だ。
だけどこれも父のせいだからな。
多分、死ぬまで私は言い続けるし、父も母も妹も、死ぬまで聞かされるだろうよ。
**読書記録**
塚本邦雄 『菊帝悲歌』 (河出文庫)
ほぼ半分読めた。
時折り、和歌や今様などが入るが、その前後に1行の空きがある以外は、ほぼページに文字がぎっしり、隙間も空白もほとんどない。
!تبّا لك ، بوتين