《MORIHICO.》のホットケーキ専門店「ひらがなのもりひこ」。コンセプトは“日本の古き良きものを大事にしながら新しいものを作り出す「温故知新(故きを温ね新しきを知る) 」”とか。特製ホットケーキ(うすもち)とサイフォンでたっぷり提供されるコーヒーとでゆったりと過ごせます。
かなり順不同になりましたが「札幌・東1丁目劇場(旧北海道四季劇場)」での「バンクシー展 天才か反逆者か」鑑賞後のカフェタイムに《MORIHICO.》のホットケーキ専門店「ひらがなのもりひこ」です。店舗毎に異なるコンセプトを持つ《MORIHICO.》グループの最も新しい店で“日本の伝統に新しい解釈を加えた「もりひこ」の仕事がはじまります”とうたいます。訪問の機会を伺っていたところ「バンクシー展 天才か反逆者か」の会場近くで良い機会なので今回の訪問となりました。場所は地下鉄「大通駅」直結の「ル・トロワ」 B2Fですので地下通路からビルに入ってすぐのところです(地図)。
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「ひらがなのもりひこ 」の店頭。白い壁も開いた小窓にも丸みを持たせることにより優しさを帯びたデザインにしたという《MORIHICO.》らしい拘りです。和の伝統で入口には盛り塩が置かれています。
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上掲写真の反対側。「あつもち」のテイクアウト専用窓口で右側はイートイン用入口ではありませんのでご注意を(我々も間違いましたが・・)。
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特製の厚いホットケーキサンド「あつもち」が並びます。テイクアウト限定でイートインはできません。
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茶室をイメージしてデザインしたという和を基調としているモダンな店内。椅子・テーブル・照明などあらゆるものに丸みを持たせています。店奥には丸く形取られた「床の間」も作られています。
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右側の席は半球形に囲われた特製の椅子が用意され半個室感覚が味わえます。周囲の目が気にならないよう設計されゆっくりと時が過ごせそうです。
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ただ利用時間は1組1時間半程度とのこと。
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和の伝統ということで「神棚」も入り口近くに飾っています。
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コーヒーは旭川の「MORIHICO.RENGA1909」でも採用しているサイフォン式。サイフォンコーヒーは苦味が出やすいものだそうですが「ひらがなのもりひこ」では試行錯誤を重ねた末に苦みの少ない深煎りの淹れ方を開発したそうです。
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イートインできるのは特製ホットケーキの「うすもち」と「季節のもう逸品」
のみ。「うすもち」は《MORIHICO.》グループのフレンチレストラン「RESTAURANT DAFNE」のシェフが監修したものでフランス産高級小麦粉「メルベイユ」に醤油、みりんなど10種類を組み合わせた生地を独自開発したそうです。1皿 3枚のドリンクセットで税込み1,848円、5枚で同2,068円。
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トッピングは発酵バター、謹製ホイップ、北海道ゆであずきの10種類と期間限定の練乳といちごソースの合計12種類より5つ選択できます。
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「季節のもう逸品」は「いちごみるくぜんざい」。昨年提供し好評だった「いちごぜんざい」をバージョンアップしたものだそうです。
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季節のコーヒー「サクラ二〇二二」。単品だと同748円のところセットで同638円。サイフォンごと運ばれてきますのでたっぷり2杯分はあります。「森彦(café MORIHIKO)」のコーヒーが同価格なので1杯分の値段で2杯頂けるお得感です。爽やかな香りと甘酸味の軽やかなコーヒーでした。
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「も」を焼印した特製ホットケーキ「うすもち」。5枚のドリンクセットで税込み2,068円。
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トッピングは左よりいちごソース、みたらし、北海道ゆであずき、謹製ホイップ、発酵バター。最右は付け合わせのキュウリの漬物。美味しい漬物です。
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「うすもち」はその名の通り薄焼きです。しっとりした焼きケーキで和の風味感じる懐かしい味わいです。ただ味自体はそんなに特別感がある訳ではありません・・。
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「季節のもう逸品」の「いちごみるくぜんざい」。
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「いちごみるくぜんざい」は、いちご、ミルクプリン、いちごとバニラのアイス、小倉あん、生チョコの上にカラフルな“おいり”(香川県伝統の嫁入り菓子でピンクや白色の丸い米菓子)があしらわれ練乳をかけていただきます。和のぜんざいに洋の要素の入った彩りの良い印象的なスイーツです。こちらにもキュウリの漬物が付いていて甘さで一杯になった舌に塩気が心地よい良い付け合わせでした。
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折角ですので「あつもち」もテイクアウトします。入店時に注文して取り置きをお願いしました。帰る頃には品切れも出ていたので正解でした。
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あつもち「小倉ぎゅうひ」同432円と「いちご大福」同486円。
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「小倉ぎゅうひ」は厚焼きのホットケーキでモチモチのぎゅうひに小倉とホイップクリームを挟んだもの。「いちご大福」はそこに甘酸っぱいいちごソースをプラスしたまさに《いちご大福》のケーキバージョンでした。こちらのホットケーキもしっとりとした焼き具合です。悪くはない和スイーツではありますがあの店の雰囲気で《MORIHICO.》のコーヒーとともにいただくことに価値ありと思いました。
《MORIHICO.》グループの「ひらがなのもりひこ」。立地環境の良い和テイストのお洒落な空間で和スイーツと《MORIHICO.》のサイフォンコーヒーをいただく、そんな感じのお店です。“料理はもちろんのこと装飾やカトラリーなどを含めた総合的な空間演出が重要”との《MORIHICO.》のプロデュース力に改めて感心させられた気分です。ただ食べ盛り世代には少しもの足りないかも知れません。ご馳走様でした。
「ひらがなのもりひこ 」
札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ B2F
電話011-205-7055(予約不可)
営業時間イートイン11:00~21:00(L.O.20:00)/テイクアウト10:00~20:00
*4月1日(金)~当面の間
平日12:00~18:00(L.O.17:00)土・日・祝12:00~19:00(L.O.18:00)
(2022.3.30訪問)