「北海道大学植物園」は札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったクラーク博士の進言に始まり、宮部金吾博士の計画・設計により1886年(明治19年)に開園した日本で2番目に古い植物園。広さ13.3haの園内には約4,000種類の植物が見られるほか歴史ある建築物も当時の趣を残し保存されており、都心の「緑のオアシス」として多くの市民に親しまれています。
今日は久しぶりに「北海道大学植物園」です。同植物園は冬期間の休園を経て4月29日より夏季開放となっていたのですが花見その他もあり本年初の訪問です。昨年8月に回数券を購入していて1年は有効なので期限切れまでにはまだ時間があるのですが丁度昨年もほぼ同時期に訪問しているので定点観測の意味合いあり本日出かけることにしました。 場所は「JR札幌駅」、地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ駅」、南北線・東西線・東豊線「大通駅」、東西線「西11丁目駅」のいずれからも徒歩圏で都心の便利な場所にあります。
今日は久しぶりに「北海道大学植物園」です。同植物園は冬期間の休園を経て4月29日より夏季開放となっていたのですが花見その他もあり本年初の訪問です。昨年8月に回数券を購入していて1年は有効なので期限切れまでにはまだ時間があるのですが丁度昨年もほぼ同時期に訪問しているので定点観測の意味合いあり本日出かけることにしました。 場所は「JR札幌駅」、地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ駅」、南北線・東西線・東豊線「大通駅」、東西線「西11丁目駅」のいずれからも徒歩圏で都心の便利な場所にあります。
「北海道大学植物園」の入口。
入り口すぐの「植物園門衛所」。園内に6棟ある重要文化財の一つです。
「宮部金吾記念館」園の芝生広場の巨木。本日もこちらから園の「モデルコース」(外回りルート)を北周りで散策します。
「宮部金吾記念館」。正面左にはスミス女学校(現北星学園)の創始者サラ・C・スミス女史がアメリカから持参したとされる札幌最古の《ライラック》があります。
札幌最古の《ライラック》。五部咲き程度でしょうか。昨年同時期に来た際には花を楽しむ状況ではなかったので本年はサクラを含め開花のスピードが速いのでしょうか。
【灌木園】
次は「灌木園」です。北海道に自生するものや庭園で見られる約150種の低木を植栽展示しており、春から秋まで開園期間を通して花や実・紅葉を楽しむことができます。
《レンゲツツジ》。
《ズミ》。
《ボケ》。
《ヤエヤマブキ》(左)に《シロヤマブキ》。
《ヤエヤマブキ》。名前の通り見事な八重です。
【ライラック並木と北ローン】
「ライラック並木」も開花が進んでいました。
複数種の《ライラック》が植栽されています。
色合いの異なる様々な《ライラック》を見るのは楽しいです。
五枚花びらの「ラッキーライラック」も発見しました。幸先が良いです。
「北ローン」の緑の芝生と「ハルニレの林」。
《サトザクラ》は残念ながら見ごろは過ぎていました。
《サトザクラ》
「北ローン」から「樹木園」に至る「めがね橋」。
橋のたもとには《オドリコソウ》がたくさん咲いていました。
《オドリコソウ》。
近くには盛りを過ぎた春の妖精たちが少し残っていました。
《シラネアオイ》。
《オオバナノエンレイソウ》。
《エゾエンゴサク》。
《マイズルソウ》。
《ニリンソウ》。
【バラ園】
「バラ園」には古い品種を中心とした約20種のバラやハマナスが植栽されており6月下旬から9月にかけて見ごろとなるそうです。
中央の園池には《ミツガシワ》がたくさん咲いていました。
《ミツガシワ》。
【重要文化財群】
「重要文化財群」には博物館建築としては国内最古である博物館本館を始め、1989年(平成元年)に重要文化財に指定された博物館旧事務所、博物館倉庫、博物館便所、博物館鳥舎があります。博物館本館の展示も充実しています。
「博物館本館」前の《クロフネツツジ》の大株。
【高山植物園】
「高山植物園」には北海道の大雪山やアポイ岳に生育するものを中心に日本の高山植物約600種がトムラウシ山の8合目辺りを模して作られた岩組みに植えられているそうです。
周囲の園路脇の《ヤマツツジ》。
同じく《キバナツツジ》。サクラの次はツツジのようで見ごろの複数種類のツツイが見事でした。
【温室周辺】
最後は「温室周辺」です。ちなみに「高山植物園」から「温室」に通じる橋は改修中で通り抜けできませんでした。
《ズミ》。
《クマガイソウ》。
《エンレイソウ》。
《ヒトリシズカ》。
藤棚。
近所の藤棚には見ごろを迎えつつあるものも見られるのですが当所はもう少しです。ツツジに続くのはライラックや藤花のでしょうか。楽しみは続きます。
「温室」は閉鎖中でした。以上で本日の散策は終了です。
今日も見どころ満載で気持ちの良い散策となりました。改めて都心の真ん中の広大な敷地内で自然と歴史と建物ほか多くが楽しめる名所の有難さを感じました。今年も折々の季節に訪問したく思います。ありがとうございました。
「北海道大学植物園」
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円
(2022.5.17)