本日はサッポロファクトリー1条館にある「ユナイテッド・シネマ札幌」で『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』を観てきました。久々の映画館での映画鑑賞です。
言うまでもなく映画『オペラ座の怪人』はフランスの小説家ガストン・ルルーの原作を元に英国のアンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲しロンドンで初演された舞台ミュージカルの映画版。ロンドンで初演された舞台ミュージカルは全世界での観客動員数が1億人を超えると言われる不朽の名作です。
日本では「劇団四季」によって1988年から各地でロングラン公演を実施。オリジナル版のキャストは、ファントム役には市村正親さん、クリスティーヌ・ダーエは野村玲子さん、ラウル・シャニュイ子爵は山口祐一郎さんという豪華版です。日生劇場や新橋演舞場で家族と観劇し最初のオークションのシーンからシャンデリアが劇場に展開する仕掛けに度肝を抜かれた記憶があります。
一方映画版は2004年にロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、2005年1月29日に日本で公開されると当時のミュージカル映画史上最高興行収入を記録したとか。もちろん映画版も映画館やテレビでも観たのですが『4Kデジタルリマスター』版の上映を知った妻が映画館で観よう!と誘ってくれました。早速に札幌での上映館を調べ今年1月に映画『ゴールデンカムイ』を観た「ユナイテッドシネマ札幌」で観ることにしました。
「ユナイテッド・シネマ札幌」はサッポロファクトリー1条館です。
映画『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は公開20周年を記念し最新のデジタル技術を使って高品質の映像に甦った作品です。
物語は・・
“刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる——”というもの( 映画『オペラ座の怪人4Kデジタルリマスター』公式サイト (gaga.ne.jp)より)(以下ネタバレあります)。
奇怪な事件に対策を講じない支配人に腹を立てて舞台をキャンセルしたプリマドンナの代役に急遽選ばれたコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。亡き父の贈り物"音楽の天使"にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し舞台は大成功をおさめる。
その夜、クリスティーヌの前に"音楽の天使"が現れ、オペラ座の地下に広がる神秘的な湖を進み彼の隠れ家へと連れ去った。愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ自分の音楽を歌わせたいと願う"オペラ座の怪人"だった。
薔薇とファントム。
ファントムは一旦は軟禁したクリスティーヌの帰宅を許すが舞台公演の妨害を繰り返す。騒乱からクリスティーヌは屋上に逃げて、そこでラウルに求婚されて応じる。その様子を隠れて見ていたファントムは怒りに燃え、オペラ座で開かれた仮面舞踏会に乱入してラウルから贈られたクリスティーヌの婚約指輪を奪って逃げる。
ファントムを警戒して警備を強化する中で上演された舞台ドンファンにファントムが演者として侵入、シャンデリアを落としてクリスティーヌを誘拐する。ラウルは追跡するが地下の隠れ家でファントムに捕まる。ファントムはラウルの首を縄で縛りクリスティーヌに結婚を迫る。それでも許す態度のクリスティーヌに心を打たれたファントムは二人を解放して自分も姿をくらます。
後に残されたのはペルシャ服を着たサルの小道具と仮面・・。それから約50年後、ラウルが亡き妻クリスティーヌの墓に詣ると姿を消したはずのファントムが置いたばかりだと思われる一輪の薔薇が供えられていたことに気づく・・。
いつもながらの余韻を残す結末です。久しぶりのミュージカル映画鑑賞はスクリーン正面の特等席。舞台でも自宅でもなく映画館だからこそ味わえる映像美とサウンド、そして主役3人の圧倒的な歌唱力に感動しました。特にデジタル化された奥深い映像には見入ってしまいました。素晴らしかったです。
これでシニア(60歳以上)は会員料金でいつでも1,100円。大変CPバランスの良い娯楽と感じました。ただ相変わらず3時間近く座り続けるのは苦手で慣れが必要なようです。魅力的な映画作品も続々と上映されるようなので苦手克服にチャレンジしてみても良いのではと思いました。そんな久々の映画鑑賞でした。ありがとうございます。
映画『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 他
配給:ギャガ(2024年6月14日(金) より全国ロードショー)
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 他
配給:ギャガ(2024年6月14日(金) より全国ロードショー)
公式サイト:gaga.ne.jp/operaza4K
(2024.7.2)