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札幌・円山生活日記

Kitara主催公演 クリスマスオルガンコンサート2022~柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて~

北海道初の音楽専用ホールとして1997年7月にオープンした「札幌コンサートホールKitara」。緑豊かな自然溢れる市民の憩いの場「中島公園内」にある総ガラス張りのスタイリッシュな建物です。大ホール正面には北海道の針葉樹をモチーフにデザインしたというパイプオルガンが設置され世界有数の音色を奏でます。

今日は「クリスマスオルガンコンサート~柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて~」鑑賞に「札幌コンサートホールKitara」に出かけてきました。去る10月の「第23代札幌コンサートホール専属オルガニスト ヤニス・デュボワ デビューリサイタル」鑑賞の際の配布物に織り込まれていた各種イベント紹介の一つに「クリスマスオルガンコンサート」のチラシがありました。オルガンはもちろんヤニス・デュボワ氏、合唱は私立札幌旭丘高校合唱部と札幌山の手高等学校合唱部の皆さんで昨年と同様です。少し早いクリスマス気分を感じるのに非常に良い企画だったので今年もと早速リサイタル終了後にチケットを購入しました。当日となり自宅から地下鉄東西線を「大通」駅で南北線に乗り換え「中島公園駅」下車、雪景色の「中島公園」内を歩き「札幌コンサートホールKitara」に向かいました。


「クリスマスオルガンコンサート」のチラシ。


地下鉄南北線「中島公園駅」を出て公園に入ったところ。昨年は24時間で観測史上最高の積雪55㎝を記録したという大雪の後だったのですが本日は普通の雪の日です。

コンンサートの前に雪景色の「中島公園」を散策します。先ずは「豊平館」。

改修の終了したバルコニーは青空に映え一層見事です。

「豊平館」前付近から見た「菖蒲池」と「パークホテル」。「菖蒲池」は一面に氷が張っています。


「札幌コンサートホールKitara」に到着。「日本庭園」が冬季閉鎖で少し時間が余りました。まだ開場前です。


それではお茶でもと「Terrace Restaurant Kitara(テラスレストラン キタラ)」へ。

「Terrace Restaurant Kitara(テラスレストラン キタラ)」の入口。「パークホテル」の運営でコンサート開演時のみの営業です。

メニューがエントランスに出ています。以前から一度試してみたいと思っていました。
店内(入口付近)。
更に店の奥付近。「中島公園」に大きく開かれた窓の明るい店内です(開演時刻が迫り皆さんが退席された後に写真を撮りました。少し前までは4~5組の客がいました)
「コーヒー」(税込み750円)と「ダブルチーズバトン」(同750円)。

コーヒーは「レインフォレスト・アライアンス」認証農園コーヒー豆を使用。中煎りのコクある飲みやすい味。カップは「Noritake(ノリタケ)」製で楽譜をデザインしたコンサートホールらしいものでした。
「ダブルチーズバトン」は2層の濃厚チーズクリームが秀逸で“さすがは皇室の常宿として知られる札幌を代表するパークホテル!”のパティシエ作と感心しました。
 

開演の15分前にロビーへ。すでに入場が始まっています。若い女性が多く合唱出演者の同級生やOGかと思われました。

ロビーにはクリスマスコンサートらしく大きなツリーが飾られています。

2階からみた大ホールのロビー。中央部には安田 侃氏作「相響」(右)が置かれています。


2階席から見た大ホール。内装には北海道産のマカバ材が多数使われ暖かな雰囲気と優れた音響効果を創り出しているとか。

1階の指揮者台から見たパイプオルガン。Kitaraのために2年の歳月をかけて作られた仏「アルフレッド・ケルン社」製だそうです。

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Kitara主催公演
クリスマスオルガンコンサート
~柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて~
概要

【日時】2022年12月17日(土曜日) 15:00開演 14:15開場 16:40頃終演
【場所】札幌コンサートホールKitara 大ホール
【出演】オルガン/ ヤニス・デュボワ 
(第23代札幌コンサートホール専属オルガニスト)
指揮/大木 秀一
合唱/市立札幌旭丘高等学校、札幌山の手高等学校 合唱部

【プログラム】

ーアンコールー
【オルガンと合唱】きよしこの夜/I Will Light Candles This Christmas
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 オルガン・ソロパートでは前回の第23代札幌コンサートホール専属オルガニスト・ヤニス・デュボワ氏のデビューリサイタル同様にパイプオルガンの奥深さを感じさせていただきました。特に《J.S.バッハ:様々な手法による18のラオブツィヒ・コラール集より》ではヤニス・デュボワ氏による解説の通り、多くの楽器の複合的な音質と高低差のある迫力の音量を1曲の中に感じさせるものでした。また後半の《ノエルの新しい組曲より》や《ノエルの形式による4つの組曲より》などノエルを題材にした曲は厳粛な中にもクリスマスを祝う楽し気な雰囲気も感じるものでした。
 また、合唱パートでは大ホールの暖かい内装に照明等の効果でステージ周りが教会の内部のように演出されていました(写真を紹介できないのが残念です)。全国合唱コンクール有力校の市立札幌旭丘高等学校と札幌山の手高等学校の生徒さんと応援OBの皆さんの歌声も素晴らしく少し早いクリスマス気分を味わせていただきました。特に人数が多いせいもあるでしょうがソプラノの張りのある華やかな声が印象的でした。大変結構な時を過ごさせていただきます。


コンサート終了後の「札幌コンサートホールKitara」のエントランス付近。17時前ですが夜の景色です。雪が木に積もりすっかりホワイトクリスマスになりました。

「札幌コンサートホールKitara」
札幌市中央区中島公園1-15
営業時間:10時〜17時30分(公演のある日は終演時間による)
料金:イベントにより異なる
電話011-520-2000
公式サイトhttp://www.kitara-sapporo.or.jp/
(2022.12.17訪問)

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