オモロかったあの頃!!

~ナニワ少年ヒストリー~   HN アキラ

僕の「スタンド・バイ・ミー」体験2

2016-02-26 12:39:36 | 友達

↑映画クリフ・ハンガーより

10mの崖を中学二年の僕達は
縦一列でよじ登ろうとしましたが

顔面に土が落ちてきてダメなので
横一列で崖を登ることにしました。

岩の凹凸がある場所はいいのですが、
凹凸がない場所は登りにくいのです

誰が一番速く登れるか勝負したんですが
僕の場所は凹凸がなく

非常に苦戦しました。

途中、あまりにも凹凸がなく草を引っ張ると
抜けて落ちそうになったり

指が岩の凹凸に引っかからずに
30センチズリ落ちたりと大変でした


崖の上からみんなが応援してくれ
サンダルをこっちに投げろと言われ

投げると上の友達が受け損ねて
落ちてきて片手でナイスキャッチしたりと大変でした

しかし、なんとか後、50センチで上に着くという所で
ムラッチが崖の上から体を伸ばし

俺の手に捕まれ

と言って右手を差し出してくれました。

ムラッチが天使に見えたのは言うまでもありません

ガッチリと右手を掴みながら

ムラッチ俺たちは一生友達だ

そう思った瞬間、なんと岩を掴んだ左手が外れたのです

ちょうど、リポビタンDのコマーシャル(ちょっと古いか?)

ファイト・一発の状態になったのです

↑「クリフ・ハンガーの写真では、
シルベスター・スタローンがムラッチです。

当時、中2で50キロあった僕の体を

ムラッチの右腕一本で受けとめる形になりました。

ブラーンとムラッチの右腕一本にぶら下がる僕は

下のテトラポットを見て突然恐怖を感じました。

すると、さっきは天使だったはずのムラッチがなんと・・・・

「痛い~手ェ~ちぎれる~手ェ~離せ~」

と、天使から悪魔に変身したかのような
信じられない一言を言ったのです。

絶体絶命の僕は~一体~どうなってしまうのか~???

(続く)