The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

A氏の素敵な脳内活動

2013年01月29日 | ASB活動日誌
ひで氏です。

これまで何度も触れてきたように、私ひで氏の人生において英語という言語は非常に重要な位置を占めている。
自分の生きて行っている活動のほぼすべてが、たどっていくと英語に関わっているのだ。
アランスミシーバンドの曲は言うまでもなく音楽的なルーツは洋楽にあるのは否定しようのない事実だし、学生の頃もどっぷり英語に関する事柄に漬かっていた。

ミッション柄、普段から英語を話す機会には恵まれているほうなのだが、
先日ある人(Aさんとする)から非常に興味深い発言を聞いた。

Aさんと私ひで氏が共通して知っている、アメリカ人の話をしていた飲みの席。
これは実名を出さないと説明のしようがないので言うが、Deborah(デボラ)という人がアメリカにいる。
彼女のことをアメリカ人はみな「Deb」という愛称で呼ぶ。
Aさんとの会話のなかで、このDebの話になった。

英語も達者であるAさんであるが、日本人なので、当然我々の会話は日本語である。ある会話の中で、私が

「ああ、それはDebにやってもらったんですよ」

というと、AさんがDebって誰だっけ、という。いや、Debって、あのDebですよ。知ってるはずですよ、というやりとりを繰り返すこと数回、
ようやく「あー、デボラね!はいはい!」とAさん。

わからないのが異常なぐらいよく知ってるはずの人なので、私はなぜ?という思いでいっぱいだった。
しかし、Aさんはこう言ったのだ。

Aさん:「いやー、女性にデブっていうのが抵抗あってさ。。。そのあだ名で呼んだことないからわかんなかった」

これには驚いた。


一見他愛もないジョークのようであるが、背景にある根は深い、と思う。

私ひで氏の場合、Debと言う名前と「デブ」という日本語は、頭のなかで全く、一ミリもリンクしないのだ。
一方、Aさんはするわけだ。

これは推測だが、いうなれば私ひで氏は脳の言語野の中でもおそらく母国語と英語を話すときに大きく二つのエリアを使いわけているのだと思う。もちろん無意識に。
これに対して、Aさんはたぶん完全に同じ場所を使っている。だからDebもデブも同じものとして認識し、母国語が意識として勝つために、人に対してデブと面と向かって言うことに違和感を感じるのだ。

全く別の二つの言語を一か所でやりくりしているようなもので、これは非常に高度なことなのではないか。。。
アメリカでも、メキシコ国境に近いところでは英語とスペイン語を混ぜて話すことを「Spanglish=スパングリッシュ」と揶揄する向きがあるが、実はこれは非常に高度な脳の活動であるということがわかっている。英語とスペイン語よりも、英語と日本語なのだから、Aさんのほうがすごい。

急にAさんが偉大な人に見えてきたのだが、

その後あまりにも情けないギャグを連発するので、そう思うことをやめた。













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2 コメント

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そう言えば! (のぞみ)
2013-01-30 07:52:45
小さい頃から英語に触れて居ると、
[英語脳]と[日本語脳]に分けずに
1つの脳で処理するって、
TV番組で聞いたことがありますー
Aさんは、まさにそうなのですね(*^^*)
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Unknown (ひで)
2013-01-30 18:46:37
のぞみさん、
そうなんです、幼い頃からのバイリンガルならまだわからんでもないんですが、全然そうじゃないところがすごいな、と。
器用なひとだ…
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