家のコーヒーメーカーが壊れた。
長年使ってきたものだったので、まさかの故障だった。
ヒデ氏です。
故障といっても、機械の故障ではなく、コーヒーが最終的に溜まるピッチャー部分が割れたのだ。
思いっきり亀裂が入った感じで、水を入れても染み出してきたりはしないのだが、
また熱いコーヒーを入れたらそれこそバリーンと行きそうで怖くて試していない。
気に入って使っていた物なのでできればピッチャー部分を交換することで解決したい。
しかし思い出した。このコーヒーメーカー、アメリカ時代の友人が帰国の直前にくれたもので、
つまりアメリカから持ち帰って使っていた物だった。どうりでピッチャーも馬鹿でかいはずだ。
ネットで見たところ、この会社のコーヒーメーカー、全く日本で売っていない。
そこでメーカーのサイトを確認すると、パーツとしてピッチャーも販売している。
12ドルぐらいだ。今のレートなら1000円以下。
直接海外には送ってくれないようだが、転送業者(というのがある)を利用すれば買えないことはない。
しかし転送サービスを利用すると手数料がかかるので、
結局ピッチャーを買うのに3-4千円はかかる計算になる。。。。
それなら多少上乗せして国内で本体ごと新品を買うべきか。。。
たいしたモノではないが、結構こういう駆け引きは好きだ。
ということで近くの家電量販店に行く。
こういうとき、自分でも不思議だがネットではあまり買わない。触って決めたいのだろうか。
そうして目をつけたある商品。4800円。まあ予算内だ。
ただ、対抗品として5800円のモノも捨てがたい。
そしてこの4800円のほうが、どうもフタが固くしまりにくい感じがあった。
カジュアルに店員に聞く。「これってもともとこんな感じなんですか?それとも展示品やからどっかが曲がってきてるんですかね?」
「これですか~?」
といいながら店員、フタを開け閉めする。ものすごいスムーズにやってるフリをしているが、
開け閉めのインパンクトのときに力を入れた指先の爪が真っ白だ。相当な力を加えている。
「いや~ こんなもんちゃいますかね?」と店員。
ヒデ:「あ~そうなんですか。。。これが普通ならちょっとこれキツイかも。。。あっちのほうがええかな。。。」
店員:「どれと迷ってはるんですか?」
ヒデ:「あの5800円のヤツ。」
店員:「そしたらあれ5000円でいいですよ」
思いがけず飛び込んできた朗報。全く予想しなかった展開だった。ポイント還元システム全盛の昨今、
こういうタイプの値引きが大手家電量販店でこんな簡単に発生するとは。
こうなるともう5800円のほうで心は決まった。
ただし、一点だけ懸念があった。
今まで使ってきた例のアメリカで買ったコーヒーメーカーは、紙フィルタを使わない、いわゆるバスケット方式というヤツで、これが紙も無駄にしないし、コストもかからないし、ラクに洗えるし気に入っていたのだ。
その点、今比べていた2点、4800円の(フタが閉まりにくい)ほうはバスケット式、そして値引きを得た5800円のほうは紙フィルタ方式なのだった。
しかしフィルタをセットする部分の大きさは2機種とも見た目がほぼ同じ大きさだったので、ある考えが頭によぎった。
この安いほうのバスケットをパーツ購入して、高いほうのヤツに使えばいいのでは。。。
思い切って店員にこのアイデアを告白してみた。
「ちゃんと閉まるし、いけるかなーと思うんですけど。どう思います?」
するとこの店員は言った。
「いやー、それはやっぱり全く違うメーカーのものなんで、故障の原因にもなるし、実際故障したときに保障の。。。」
やっぱりそうか。そらそう言うわな。
そう思った次の瞬間。彼は続けた。
「・・・とこの服を着ている以上ぼくはそう言います。でも、単なる客として僕がここに来てたらきっとこう思います」
目を合わせたまま彼は言った。
「大丈夫ちゃいます?」
なかなかセンスのある店員が未だにいるもんである。
5分後、僕は値引きされた5800円(値引き後5000円)のコーヒーメーカーの箱を持ってレジに並んでいた。
長年使ってきたものだったので、まさかの故障だった。
ヒデ氏です。
故障といっても、機械の故障ではなく、コーヒーが最終的に溜まるピッチャー部分が割れたのだ。
思いっきり亀裂が入った感じで、水を入れても染み出してきたりはしないのだが、
また熱いコーヒーを入れたらそれこそバリーンと行きそうで怖くて試していない。
気に入って使っていた物なのでできればピッチャー部分を交換することで解決したい。
しかし思い出した。このコーヒーメーカー、アメリカ時代の友人が帰国の直前にくれたもので、
つまりアメリカから持ち帰って使っていた物だった。どうりでピッチャーも馬鹿でかいはずだ。
ネットで見たところ、この会社のコーヒーメーカー、全く日本で売っていない。
そこでメーカーのサイトを確認すると、パーツとしてピッチャーも販売している。
12ドルぐらいだ。今のレートなら1000円以下。
直接海外には送ってくれないようだが、転送業者(というのがある)を利用すれば買えないことはない。
しかし転送サービスを利用すると手数料がかかるので、
結局ピッチャーを買うのに3-4千円はかかる計算になる。。。。
それなら多少上乗せして国内で本体ごと新品を買うべきか。。。
たいしたモノではないが、結構こういう駆け引きは好きだ。
ということで近くの家電量販店に行く。
こういうとき、自分でも不思議だがネットではあまり買わない。触って決めたいのだろうか。
そうして目をつけたある商品。4800円。まあ予算内だ。
ただ、対抗品として5800円のモノも捨てがたい。
そしてこの4800円のほうが、どうもフタが固くしまりにくい感じがあった。
カジュアルに店員に聞く。「これってもともとこんな感じなんですか?それとも展示品やからどっかが曲がってきてるんですかね?」
「これですか~?」
といいながら店員、フタを開け閉めする。ものすごいスムーズにやってるフリをしているが、
開け閉めのインパンクトのときに力を入れた指先の爪が真っ白だ。相当な力を加えている。
「いや~ こんなもんちゃいますかね?」と店員。
ヒデ:「あ~そうなんですか。。。これが普通ならちょっとこれキツイかも。。。あっちのほうがええかな。。。」
店員:「どれと迷ってはるんですか?」
ヒデ:「あの5800円のヤツ。」
店員:「そしたらあれ5000円でいいですよ」
思いがけず飛び込んできた朗報。全く予想しなかった展開だった。ポイント還元システム全盛の昨今、
こういうタイプの値引きが大手家電量販店でこんな簡単に発生するとは。
こうなるともう5800円のほうで心は決まった。
ただし、一点だけ懸念があった。
今まで使ってきた例のアメリカで買ったコーヒーメーカーは、紙フィルタを使わない、いわゆるバスケット方式というヤツで、これが紙も無駄にしないし、コストもかからないし、ラクに洗えるし気に入っていたのだ。
その点、今比べていた2点、4800円の(フタが閉まりにくい)ほうはバスケット式、そして値引きを得た5800円のほうは紙フィルタ方式なのだった。
しかしフィルタをセットする部分の大きさは2機種とも見た目がほぼ同じ大きさだったので、ある考えが頭によぎった。
この安いほうのバスケットをパーツ購入して、高いほうのヤツに使えばいいのでは。。。
思い切って店員にこのアイデアを告白してみた。
「ちゃんと閉まるし、いけるかなーと思うんですけど。どう思います?」
するとこの店員は言った。
「いやー、それはやっぱり全く違うメーカーのものなんで、故障の原因にもなるし、実際故障したときに保障の。。。」
やっぱりそうか。そらそう言うわな。
そう思った次の瞬間。彼は続けた。
「・・・とこの服を着ている以上ぼくはそう言います。でも、単なる客として僕がここに来てたらきっとこう思います」
目を合わせたまま彼は言った。
「大丈夫ちゃいます?」
なかなかセンスのある店員が未だにいるもんである。
5分後、僕は値引きされた5800円(値引き後5000円)のコーヒーメーカーの箱を持ってレジに並んでいた。
今円高ですしねー、絶対海外のお買い物はお得ですよね。
おお それは心強いお言葉!ありがとう!
そうそう、今は本当にお買い得やんね~
本当に頼むと思うぜ!