The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

小松菜チャレンジ Final

2018年06月07日 | ASB活動日誌
先週の日曜日、ついに小松菜を収穫した。

ひで氏です。

分からない事だらけでスタートしたはじめての野菜栽培だったが、なんとか収穫まで辿りついてホッとした。
育成中、週末ごとに畑の様子を見に行っていたのだが、そこで常に助言を乞いたかった畑の主、S氏とことごとくすれ違ってしまっていたので、その辺もたいそう不安だった。

人間、やはり初めてのことというのは不安だ。全く知らない街のバスに乗らなければならないという状況くらい不安だ。
そういうところで頼りになるのはなんといってもS氏のようなエキスパートの存在だろう。

そんなS氏に、この収穫の時にやっと会えた。
つまり、種まきの日と収穫の日に会えたわけである。

あー!Sさん!と思わず歓喜の声をあげ

「そろそろ収穫しようと思うんですがどうですか」と聞くとS氏も、「おう、もう収穫せなあかんで。それ以上おおきなったら固くなるさかいな」と言っていた。確かにいくつか花も咲いたり、つぼみになっているような苗もあった。小松菜の葉は大きくなり過ぎると苦くなってしまうのだという。



そうか、ということで早速収穫。
根っこからごっそり抜いていく。本当にしゃきしゃきとはこのことで、感動する。

「初めてにしたら、上出来や。」

とS氏からお褒めの言葉をいただいた。これが一番嬉しかった。
それにしても当然農薬も何も使わず1か月以上もむき出しで育てていると、葉っぱにはポツポツ虫食いの穴がある。

これも

「虫が食べるくらい美味しい、いうことや」とS氏。




ということで、わずか1か月の栽培だったが、今回の畑仕事で気付いたことがある。

1. 雨をありがたいと思うようになる
元々雨は嫌いではないが、雨がふると「ああよかった」と畑の野菜の様子とダイレクトに頭でリンクしはじめたのには自分で驚いた。当然ながらかつてそんなことは思ったことはなかった。

2. 毎週見に行きたくなる
本来は毎日見るべきものだと思うのだが、やはりどうしても毎日、はハードルが高い。しかし週末ごとなら、どこかでちらっと見に行くぐらいはなんとかできるわけで、最低限のタスクぐらいに思っていたのだが、育て始めてみるとこれがむしろ様子を見に行きたくなってしまうことにも気付いた。

3. 虫食いが愛らしく見える
昔は例えば人からもらう野菜に、無農薬栽培だからと虫食いの穴があったりすると気持ち悪いと思っていたが、S氏が言うように「美味しいから虫も食べる」と思えばそれすらも愛おしく感じるようになった。

4. 収穫量を追及すべきではない
今回、わけもわからず2袋分の小松菜を小さな畝に栽培したのだが、あまりの収穫量にびびった。完全にイチ家庭が消費できる量を超えていて、人にあげないと無駄にしてしまう状態に。ただ例の虫食い問題もありちょっと気を遣うわけである。栽培に関わって無ければただ不気味に見えるだけだというのはよくわかるので、仕方ないと言えば仕方ない。しかしそれで大量に廃棄をしてしまうようなことがあれば、こんな罰当たりなこともないように思う。


とまあふっと思いつくだけでもいいことづくし。別に仙人のようになるつもりは毛頭ないが、やはり 自然に出来たものを食べるというシンプルなコレの、食生活の中のパーセンテージをちょっとでも上げていくのが歓びになればいいなと思う。


次は何を育てるか、お寺ですでに協議中である。









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