ふと思ったことというのは大事だ。最近はふと思ったことをTwitterあたりで言ってしまった途端仕事を終えたような気がして考えを深めることをしない。インスタント系SNSのダークサイドだ。
ひで氏です。
さて。ふと思ったこと。
お寺を訪れた時に、たとえば東大寺が「 Todaiji Temple」などとなっているのを見て違和感を感じる人は少なくないと思う。Ji とTemple で情報が被っているからだ。
これを「ジテンプル問題」と呼ぼうと思う。
同じことが川にもあって、例えばあの川の名前が書かれた緑の看板。荒川はArakawa River とある。
同じだ。kawa と Riverは情報として重複している。
これを「カワリバー問題」と呼ぼうと思う。
おそらく荒川の「川」までが名前の一部であり、Arakawa River と呼ぶことに「荒川という川」という意味合いが込められているのではないか。たしかにAra River と言われるとなんとなく違う気がする。より響きを大切にしたのではないか。言葉の聞こえ方に敏感な日本人らしい考え方なのだろうか…
そんなことを気にしてトランス状態に入って白目を剥いていると、さらにあることに気づいた。
寺に関しては「ジテンプル」法則が崩れることはないが、川に関しては相当自由度が高い。
大阪に流れる淀川の看板を注意深く見てみると、Yodo River とある。武庫川は Mukogawa River だし、利根川は Tone River だ。
響き関係ない。
むしろ無法地帯である。
よくよく調べてみると、国土地理院の難しそうな書類に「音拍によるルール」のことが書かれてあったが、完全には理解できなかった。ほかもいろいろ見てみた結果、簡単に言うと「地名などの固有名詞として広く使われている名前が川の名前に使われている場合はRiverをあとづけ、そうでない場合は川をRiverに置き換える」ということのようだ。
荒川区などの地名がある荒川はだから Arakawa という部分を崩さず Arakawa River なのだ。
しかしそれを言い出すと淀川区もあるやん、と言いたくなってしまう。つまりルールは一応あるがそれほど厳密ではないような気がする。
ま、私ひで氏とて、淀川のことを「Yodogawa River」と言った人に「ブッブー!淀川の英語表記はYodo Riverが正解でしたぁ~!」などと言う 救いようのない人間だけにはなりたくない。
しかしこの「ジテンプル」「カワリバー」問題よりも私ひで氏がもっと身近に感じる恐るべし問題がある。
それは「スジライン」問題だ。
大阪の地下鉄には「筋」とつく線名がある。御堂筋線、堺筋線などだ。
筋とつかない中央線などはChuo Lineと非常にすっきりとした呼び名だが、御堂筋線はMido-suji Lineと呼ばれる。
スジラインて。
スジもラインやん。
うんうん、確かに中央筋っていうのはないから、それはつじつま合ってるし仕方ないやん?と思われるかもしれない。
しかし同じように谷町筋、四ツ橋筋など地名として筋があるにもかかわらず線名が「谷町線」「四つ橋線」と名づけられこの「スジライン」問題を回避したラッキーな筋がある。
彼らは順当にTanimachi Line、Yotsubashi Lineとすっきり呼ばれているのだ。
音数の多い今里筋線など悲惨だ。Imazatosuji Line。英語の録音アナウンスを言うお姉さんもSujiのところで張り切ってアクセントをつけて「スジライン」を声高に言う。
ちなみにこのスジライン問題は今年の3月に日本を震撼させたあの「堺の筋肉事件」を引き起こす原因ともなったのだ。
【堺の筋肉事件】
2019年3月、大阪メトロのホームページにAI翻訳による誤った英訳が掲載されていたことが発覚。路線名である堺筋(さかいすじ)線を「Sakai Muscle」(堺の筋肉)、3両目を示す表記を「3 Eyes」、天下茶屋駅を「World Teahouse」と翻訳していた。
センスは抜群だがこれは悲劇だ。
いっそのことすべての線名に「筋」を付けて、最長名の長堀鶴見緑地線も「長堀鶴見緑地筋線」としてお姉さんに「Nagahori Tsurumi Ryoku Chi SUJI line!」と言ってもらえばインパクトも絶大だ。
お姉さんキレるかもしれない。
もう大阪の名所にはすべてスジラインを付けて、
Universal Studios Suji Line ジャぺーン!!
などと言えばきっと東京オリンピックに向けてテンションも上がっていくのではないだろうと思った。
さあ、みんなでつけよう スジライン!
ひで氏です。
さて。ふと思ったこと。
お寺を訪れた時に、たとえば東大寺が「 Todaiji Temple」などとなっているのを見て違和感を感じる人は少なくないと思う。Ji とTemple で情報が被っているからだ。
これを「ジテンプル問題」と呼ぼうと思う。
同じことが川にもあって、例えばあの川の名前が書かれた緑の看板。荒川はArakawa River とある。
同じだ。kawa と Riverは情報として重複している。
これを「カワリバー問題」と呼ぼうと思う。
おそらく荒川の「川」までが名前の一部であり、Arakawa River と呼ぶことに「荒川という川」という意味合いが込められているのではないか。たしかにAra River と言われるとなんとなく違う気がする。より響きを大切にしたのではないか。言葉の聞こえ方に敏感な日本人らしい考え方なのだろうか…
そんなことを気にしてトランス状態に入って白目を剥いていると、さらにあることに気づいた。
寺に関しては「ジテンプル」法則が崩れることはないが、川に関しては相当自由度が高い。
大阪に流れる淀川の看板を注意深く見てみると、Yodo River とある。武庫川は Mukogawa River だし、利根川は Tone River だ。
響き関係ない。
むしろ無法地帯である。
よくよく調べてみると、国土地理院の難しそうな書類に「音拍によるルール」のことが書かれてあったが、完全には理解できなかった。ほかもいろいろ見てみた結果、簡単に言うと「地名などの固有名詞として広く使われている名前が川の名前に使われている場合はRiverをあとづけ、そうでない場合は川をRiverに置き換える」ということのようだ。
荒川区などの地名がある荒川はだから Arakawa という部分を崩さず Arakawa River なのだ。
しかしそれを言い出すと淀川区もあるやん、と言いたくなってしまう。つまりルールは一応あるがそれほど厳密ではないような気がする。
ま、私ひで氏とて、淀川のことを「Yodogawa River」と言った人に「ブッブー!淀川の英語表記はYodo Riverが正解でしたぁ~!」などと言う 救いようのない人間だけにはなりたくない。
しかしこの「ジテンプル」「カワリバー」問題よりも私ひで氏がもっと身近に感じる恐るべし問題がある。
それは「スジライン」問題だ。
大阪の地下鉄には「筋」とつく線名がある。御堂筋線、堺筋線などだ。
筋とつかない中央線などはChuo Lineと非常にすっきりとした呼び名だが、御堂筋線はMido-suji Lineと呼ばれる。
スジラインて。
スジもラインやん。
うんうん、確かに中央筋っていうのはないから、それはつじつま合ってるし仕方ないやん?と思われるかもしれない。
しかし同じように谷町筋、四ツ橋筋など地名として筋があるにもかかわらず線名が「谷町線」「四つ橋線」と名づけられこの「スジライン」問題を回避したラッキーな筋がある。
彼らは順当にTanimachi Line、Yotsubashi Lineとすっきり呼ばれているのだ。
音数の多い今里筋線など悲惨だ。Imazatosuji Line。英語の録音アナウンスを言うお姉さんもSujiのところで張り切ってアクセントをつけて「スジライン」を声高に言う。
ちなみにこのスジライン問題は今年の3月に日本を震撼させたあの「堺の筋肉事件」を引き起こす原因ともなったのだ。
【堺の筋肉事件】
2019年3月、大阪メトロのホームページにAI翻訳による誤った英訳が掲載されていたことが発覚。路線名である堺筋(さかいすじ)線を「Sakai Muscle」(堺の筋肉)、3両目を示す表記を「3 Eyes」、天下茶屋駅を「World Teahouse」と翻訳していた。
センスは抜群だがこれは悲劇だ。
いっそのことすべての線名に「筋」を付けて、最長名の長堀鶴見緑地線も「長堀鶴見緑地筋線」としてお姉さんに「Nagahori Tsurumi Ryoku Chi SUJI line!」と言ってもらえばインパクトも絶大だ。
お姉さんキレるかもしれない。
もう大阪の名所にはすべてスジラインを付けて、
Universal Studios Suji Line ジャぺーン!!
などと言えばきっと東京オリンピックに向けてテンションも上がっていくのではないだろうと思った。
さあ、みんなでつけよう スジライン!
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