自分が罪深い人間だと知ってるから、
人を愛したり愛されたり、
そういうことを考えなかった。
どうしたら普通の人間になれるのか、
周りから仲間と思ってもらえるのか、
そのことだけでいつもいっぱいいっぱいだった。
理解してもらえなくていい、
ただ同じ仲間だと思ってもらいたかった。
生まれながらに罪深い
こんなにガマンして自分を抑えて笑って耐えているのに、
周りは一目みただけで私を遠ざける。
存在してはいけない人間と扱う。
私が生まれつききれいで善良でも、
それは私の秘められた罪深さと同居している。
周りはそれを本能的にかんじとり、避ける。
仕方ないことだと思う。
だから私はずっと自分は一人で生きていくんだろうという思いが年々強くなっていって、
他人が自分を好きだといっても、
上辺しかわからないだろうから発展とか考えなかったように思う。
サイコですら、私よりずっと普通の人たちと仲良くしてる。
私とは違う。
そう思ったから。
もうこれはひ弱な女性、生まれてくるべきじゃなかった自分の運命と思ってるかんじ。
だから嫌いとかそういうことではない。
うまくいえない。
ただ理解しようとしてくれる人たちに初めて出会えて、
本当に嬉しかったよ。
私は孤独に慣れすぎてそれが普通になり心地よく、
自分を愛したり理解する人がいると思えなかった。
だから戸惑わせた気がする。
私はさみしいのが普通だから、
サイコがさみしいの我慢できないのが不思議だし、
弱いとか結局サイコも普通の人で、
私とは違うんだと思っていた。
私が特殊な人間なのは一生変わらないけど、
理解しようとしてくれる人たちと出会えてよかったと今思う。