Marvel版DARK TOWERの新シリーズ、DARK TOWER The Gunslinger(以下“DTTG”)の最初の5話The Journey Beginsが始まった。筋書きRobin Furth、画Sean Phillips、彩色Richard Isanove、台詞Peter Davidの布陣。
今回から参戦したSeanの画は前回までのJae Leeと違い線が太い。成長した主人公Rolandの姿を描くのにはSeanの方が適任かもしれない。悪くない。添付画像はSeanが描いたDTの1号の表紙。Rolandと若き日の恋人Susan Delgadoの幻のシーンらしい。最初に見たときには、Little Sisters of Eluriaに出てきた娘かと思った。
この新シリーズDTTGは、小説DTTGの話を膨らませたものになるようだ。The Journey Beginsの残り4話では、The Battle of Jericho Hill(以下“TBJH”)と小説版DTTGの話を繋ぐ謎が解き明かされそうだ。嬉しかったのは、前回のTBJHで戦死したと思われていたAileenが生きていた(もしくは、生き返った?)ことが判明したこと。筋書き担当のRobinが気に入っているように、おいらもこのキャラクターが気に入っている。簡単には死なせたくないよね。
小説版DTTG の冒頭で、Rolandが魔術師Man in Black(以下“MIB”)を追跡するシーンがある。新たな設定として、RolandがMIBを追跡しているのではなく、実はMIB がRolandをおびき寄せているという設定が付け加わった。これは面白い。小説全体から俯瞰しても、Rolandは常に何か(簡単に運命やDark Towerと言うのは簡単だけど、それが何かは判断しかねる。もっと残酷なものというイメージか。)に操られている。であれば、この新設定にも無理がない。Rolandの見つけた焚火のあとにも重要な意味がある。今日たまたま1970年代の音楽を聴いていたのだが、その中でも好きなDon McLean のAmerican Pieという曲がある。その歌詞に‘Cause fire is the devil’s only friend.というのがあるが、MIBのあやつる焚火がその歌詞のイメージと重なるな。
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