やっぱりKindredはHarryじゃなかったじゃない、Amazing SPIDER-MAN 874号、Sinister War 4号
2021-10-17 08:30:00
今月も、Amazing SPIDER-MAN (ASM)が多数到着。まずはSinister War (SW)4号、ASM 874 (73)号を読み終えたのでレビュー。
筋書をNick Spencer、Ed Brisson、SWの画をMark Bagley他、ASMの画をZe Carlos、Carlos Gomez、Marcelo Ferreira他が担当。添付画像は、SW 4号のHandbook Variant。David BaldeonとIsrael Silvaの作品。Lady Octopuss。デザインは良いのだが、何の表紙なのだか皆目見当が付かないのが難点。
まずは粗筋。SW。多数の悪人軍団に襲われ絶体絶命状態は続く、その流れを変えたのはBoomerangとDr. Octopus (“Doc Ock”)。ASMではSPIDER-MANがKindredの元へと向かう。一方、Mary JaneにKindredは自らの正体を明かす。
いつものように、好きなシーンや台詞等を紹介。Morlunに殺されかけたSPIDER-MANを救ったのはまたしてもBoomerang。勿論彼の自己犠牲も良いのだが、その姿を見て、これまではSPIDER-MANを襲っていた彼の仲間が、他の悪人軍団に反旗を魔キシーンかな。
もう一つはDoc Ock。何度も死んでは蘇ってもはや道化もののSin Eaterの頭に入っていたムカデを取り出したDoc Ock 。それを使って悪人軍団の頭に埋められたムカデを殲滅していくシーン。
彼の台詞も良い。Kindredに服従せざるを得なかった彼の不満爆発な台詞。”Otto Octavious is a slave to no one,” もう一つSPIDER-MAN が感謝を伝えた後の彼の台詞。“Make no mistake. I did not do this for you, SPIDER-MAN.”彼の矜持を感じる。
意味がわからないのは、MephistoとDR. STRANGEの役割。こいつらの役割はなんだ。
続いてASM 874号。Kindredの正体が遂に判明。思わず唸ってしまった。確かにKindredという名前にもピッタリと来る。しかし彼女がどうしてこんな力を持っているんだ?
途中Harryと思わせてたじゃない?信じていなかったけどね。Normanが実の息子を間違えるかな。そして、死んだHarryと今現実の世界にいるHarry。前日に聞いた落語「粗忽長屋」を彷彿とさせる設定。「運んでいる死体は確かに俺だけど、運んでいるのは誰なんだ。」がサゲ(=オチ)。落語には必要ないが、納得いく説明してくれるんだよね?
過去の設定を覆しまくっているのは半分気持ちがスッキリする。半分は都合が良すぎてモヤモヤ。一番良いのはGwenの子供GabrielとSarahの父親がNormanじゃなかったこと。やり残しているのは、MephistoとPeterの契約をチャラにすることだけだな。もう到着している。ASM 875号でどうなるのか。まだ読むべきコミックブックが沢山あるので、ASM 875号はもう少し先に読むことにする。
因みにASM 874号の後半に今年で20年を迎えたワールドトレードセンタービルの爆破事件の追悼話が収録されている。20年前に出版されたASM 36号で画を担当したJohn Romita Jr.とScott Hannaが再度画を描いている。これだけでも眼福。
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