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あみの3ブログ

小浜藩台場跡 松ヶ瀬2号台場@福井県大飯郡おおい町大島 令和3年(2021)2月14日

お城検索は→こちら


昨年福井の丸岡藩砲台跡を訪ねた際→こちら
関連で小浜藩の砲台跡にレプリカの大砲が設置してあると知り、これは是非観てみたいと訪問の機会を探っていました。

2021年2月14日日曜日
季節外れの晴天と異常なくらいの高い気温に誘われ、2回目の若狭攻めに向かいました。
自宅を出たのが4:30、北陸道を通り敦賀を7:00に通過
舞鶴若狭道の三方五湖PAで休憩し



国道27号線「青戸の大橋」を渡って



「関西電力大飯発電所」の先にある



「あかぐりさきオートキャンプ場」には8:00に到着。



「松ヶ瀬台場跡」はこのオートキャンプ場内にあるのです。


入り口ゲートから入ってすぐの管理棟から海岸の方向。



【松ヶ瀬2号台場】
このオートキャンプ場の整備・建設工事に伴い発掘調査をしたところこの遺構が発見されたそうで、すぐ近くにある「1号台場」と共に国の史跡に指定されています。



江戸時代の終わりころ、若狭湾沿岸一帯で築造された砲台跡は約30か所で確認されている。松ヶ瀬台場は大島半島東端に位置し、和一文字形を成す1号台場と、半円形の西洋式を成す2号台場から構成されている。特に2号台場は5基の砲座と火薬庫と考えられる焼紅弾室跡が確認されている。幕末の小浜藩の海防政策による台場構造の状況を把握するうえで貴重なものである。、、、福井の文化財HPより抜粋



◆火薬庫と考えられる「焼紅弾室跡」の復元展示


◆土塁の復元展示


◆見どころはなんといっても復元展示されている「カノン砲」のレプリカ2門
佐賀藩の33ポンドカノン砲を参考にし、当砲座上に整合するよう砲身の高さ等を調整しました、、、説明版より抜粋


【固定式カノン砲】
方形砲座に据え付けられた大砲


狙う方向を固定した構造



【回転式カノン砲】
半円型砲座に据え付けられた大砲



大砲台車の中心に軸を設定し、後部地面に設けた半円形のレールと車輪を介し左右方向の角度を可変する構造。
有効回転範囲120度



当時若狭湾沿岸に出没していたロシア船の脅威から京都の北方(小浜湾口)を防衛する目的で小浜藩が設置したものだそうですが、試射した結果有効射程や命中率はどうだったんでしょうね?
以前このようなカノン砲の試射実験をTVで観たことがあるんですが、もの凄い反動で台車は90度位振り回されていました。
ほぼ水平撃ちで命中率は高く、鉄弾丸の破壊威力も凄かったように記憶しています。



隣接する袖ヶ浜海水浴場から見た松ヶ瀬台場(右手の半島部)
幕末の黒船という外国からの脅威、そして背後には原子力発電所という現代の脅威。
この美しい海と懐かしい風景が、将来の子供たちに引き継がれることを祈るばかりです。





【松ヶ瀬台場跡】
住所;福井県大飯郡おおい町大島21-79-3
あかぐりさきオートキャンプ場内 HPは→こちら

地図;
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