その市場の中にある いちば会館地下１階の飲食店街に立地するラーメン専門店「みなと屋食堂」。以前「侍の侍」というラーメン屋さんだったお店で2014年12月のオープンです。お店はオープンスタイルでカウンター席のみとなっています。今回は基本の中華そばとも思ったのですが、SNSでの投稿で「酒粕ラーメン」という記事を見てどうしても食べてみたくなったと言う訳です。
最近のんべえの間で有名な 農口酒造 のブランド酒粕を使っていると言う、新幹線効果による観光客を意識したようなラーメンで、実際農口60mlがセットになった利き酒セットなるメニュー1000円も存在する。
加賀酒粕ラーメン750円
酒粕と言えば味噌ラーメンと勝手に思い込んでいましたが、塩ラーメンがベースで酒粕を溶き入れて白濁したスープになっています。表層の香味油の量がかなり多くてサッパリしながらもコクがある仕上がりです。後口にはほんのりした甘味と微かに日本酒の残り香がしますが、せっかくなら酔っぱらう位の酒粕で頂きたいと思うのは自分が飲兵衛だからでしょうか(笑)
ツルシコの中太麺も喉越しよく、スルスル頂けました。
トッピングに「扶」や蟹蒲鉾などいかにも金沢らしさを演出するところは、やはり観光客めあてかなと感じるところでした。余談ですが外国人観光客がラーメンを注文する場面に遭遇して、店長が麺の硬さや油の量など（どうでもいいこと）をマニュアル通りに訊いていましたが、このやり取りが片言の英語で行われていてビックリ。客の外人「普通で」を「フォー、ミディアム」笑いました。
