タイミングがようやく合って、毎月訪問となった福井のガキ大将(笑)めん屋さる
開店前に外待ちしていると、わざわざ店主のさる君が出てきてくれて「今日のは少し自信がないけど」と謙虚に語ってくれ「方向性は掴めたので精進する」と明るくおどけて見せるがその心中はいかばかりかと察する。
夏の限定はすでに終了。 これでようやく定番の2種類を食べることが出来る。醤油と煮干しをシェア。
◆しょうゆ 780円
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水と鶏だけで摂ったスープ。シンプルゆえに奥が深い!
ブランド地鶏の丹波黒とりをずっと使い続けているのもひたむきで好感が持てる。納得がいくまで突き詰めようとしているのが伝わってくる。
「日本一しょうゆ」の生揚げ醤油を軸とした醤油タレとも調和しかろやかでキレのあるスープとなっている。
先入れの鶏油と追い鶏油で香りが立ってコクもある。
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そして水。今話題の「○○ウォーター」、麺屋鶏っぷがいち早く導入した事でも知られる。理屈は旨く説明できないが結果の違いは明確だと言い切る。因みに水道水とくだんの水を飲み比べると、素人の自分にも違いは歴然。
ご覧いただければハッキリわかるように!(見た目では絶対わからん 爆笑)
とにかくまろやか、口に含んだ瞬間に丸みと言うか粘度なんか無いのは判っているけどトロンとさえ感じるのだ!
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そしてゆるゆるに茹で上げられた低加水細麺。 これはたっぷりの鶏油と馴染みを良くするための手法で、最近の「水鶏系」と呼ばれる名店を発祥としているようだ。 繊細なスープを麺の小麦の溶け出しで濁らせない工夫も凝らされている。
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しかしどうしてもザクパツな固ゆで麺が好みと言う客も少なくないので、その場合は「煮干し用の麺」で対応してくれる。
69リスペクトのチャーシューも美味い!!
◆にぼし 820円
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こちらも水と数種類の煮干しだけで摂ったスープ。開店当初のようなおい煮干しや動物系は一切なくなり、全く別モノとなっています。
久しぶりに食べましたがこれは美味しい!
マニアックなセメント色をしたドロ系の煮干しや、エグミ苦みをあえて楽しむ「ヘンタイ・ニボラー仕様」とは一線を画す
煮干100%の透明スープ。 ほんのり煮干しの渋みを残していいところを全て引き出したような、旨みたっぷりの煮干しスープ。
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盛り付けもさる君のセンスが滲み出て美しく麺線が整えられている。
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こちらは加賀製麺の低加水麺。ザクパツな食感の細麺ですが「生煮えの素麺」みたいな麺では無いので誤解なきよう|д゚)
中華そばの「麺カタメ」オーダーにはこちらの麺をで対応するそうですよ。
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毎回来るのが楽しみでしようがありません。 若手経営者の意見交流会みたいな集まりもきっと切磋琢磨の良い刺激になるでしょうし、モチベーションの向上につながっていると思います。 次行くのが待ち遠しいですね(^^♪