92歳になってから陸上を始めたとか。凄いですね!
「産経ニュースより」
最近105歳で世界新を出したこの方も“レジェンド”のひとりだろう。京都市右京区に住む現役ランナー、宮崎秀吉さん。京都市内で9月下旬に開かれたマスターズ陸上競技の記録会で100メートル走(105~109歳)に出場。記録はこのカテゴリーの“世界新”となった。
100歳を超えて、100メートルを走りきることができる、ということだけでも大変なことだ。マスターズの記録は5歳刻みで認定されているが、105~109歳のカテゴリーではこれまで記録すらなかったそうだ。
宮崎さんが生まれたのは、明治43年だ。関東大震災が起きたときに中学生。30代で戦争を経験し、前回の東京五輪があった昭和39年には54歳だった、ということになる。
若いころからスポーツで身体を鍛えてきたのかと思っていたら、そうではないらしい。もともとはスポーツとは無縁だったというが、囲碁や俳句仲間が相次いで亡くなり、「1人でも打ち込めることをしよう」と、92歳になってから陸上を始めたそうだ。
100メートル走は練習では36秒台で走ることができていたといい、世界新とはいえ、42秒22という今回の記録には不満が残ったらしい。
走りきった後、「ここらで手を打とうと思っていたけど、あと2~3年は練習しないと」と話したという宮崎さん。この向上心こそが、健康でありつづける秘訣(ひけつ)なのかもしれない。