ひきこもりと言われる状態も様々でしょう。
京都新聞(2016年9月19日)に心にとまるキジがあったので、メモします。
ひきこもりは、どんな人にとっても、簡単に解決できる問題ではない、と書かれている。
きっとそうだろう。
しかし、本人と、本人を取り巻く家族をはじめとする周囲が、
「互いに信じ合い、思い合う心があれば、道は必ず開ける」と書いてあった。
NPO法人恒河沙の理事長福島美枝子さんの文章である。
記事の中で、
生きづらい思いを抱え、絶望を口に出すことさえできないでいた若者が、
人とのつながりの中で希望が見えてきた、と書かれている。
外から突き刺さる「矢」。
容易に飛び交う言葉や視線も、受け手によっては突き刺さる「矢」ともなるであろう。
一人であれば、「矢」は受けないが、前にも進めない。
信頼できる人とのつながりの中で、「矢」を自分の芯まで届かせない、自分で自分を突き刺さないことが
できるようになってくるのかもしれない。
人と比較するのではなく、
まるごとの自分を肯定できたとき、
それは自分が信頼できる人からまるごと受け入れられて、自分で自分がそれでいいと思えたとき、
道が拓けてくるのかもしれない。