仕事を失ったとき、どんな気持ちになりますか?
わたしは、精神的に辛い思いをして、長年(29年!)勤めてきた職業を辞めました。なんとかなるか、と思っていたところにこのコロナ騒動です。
「不安」、「挫折」・・・
仕事を辞めてまず、不安に思うことは収入をどうしよう?ってことです。
この日本において、仕事の種類を選ばなければ、なんとか仕事は得られるものです。わたしは、いわゆるパートタイムの仕事につきました。
得られる収入はホントにわずか。だけれど、私一人が生きて行くには大丈夫。とんとん。
寝るところと着るものはなんとか確保できているので、あとは日々の食事ができれば十分です。
それより、空いた時間をどうする?人生を豊かにするにはどうする?
そこで、お金では買えない大切なことを、あらためて考えてみますね。
お金では買えない、大切なもの。
一つ目。家族の絆。今まで忙しすぎて、実家にはほとんど帰っていませんでした。2年前に心筋梗塞で父が倒れた後も、母に任せっきり。仕事を持てないでいる閉じこもり気味の弟のこともほったらかし。一週間に一回、一緒に食事をしよう。今はそう決めて、片道1時間かけて土曜日か日曜日には実家に顔を出しています。そして、自立してしまって遠くに就職してしまった息子と娘。忙しく働いているときはゆっくり話を聞いてやれなかったけれど、今なら聞くよ。ちょっと遅いけれど。まだ大丈夫だよね。永遠の別れが来る前に、時間を作れて良かったよ。
絆はお金では買えません。一緒に時間を過ごして、愛と気遣いを示すことによって深まっていくのです。
二つ目。今、安らぐ。忙しくてストレスフルな仕事を辞めたんだから、仕事でのストレスからは解放されました。自分のために使える時間ができました。聖書にも、「自分のために地上に宝を蓄えるのをやめなさい。そこでは蛾やさびがむしばみ,泥棒が入って盗みます。 むしろ,自分のために天に宝を蓄えなさい。そこでは蛾やさびがむしばんだり,泥棒が入って盗んだりすることはありません。 あなたの宝のある所,そこにあなたの心もあるのです。」(マタイ6章19~21節)とあります。お金がたくさんあったところで、病気や死から逃れられないものですし、かえって盗まれないかという心配もできたりして。天に宝を蓄えられるほど安らげることはないでしょう。
お金を貯めて安心しようとしても、どこまでも心配は続きます。それより、今あるものに満足して、安らぎを得ましょう。
三つ目。神様を信じる。こう書いたら「危ない人」って思う人がいらっしゃるかも・・・。でも、信じることができたら、これ以上確かなことはありません。「じっと見張っていて,あらゆる貪欲に警戒しなさい。たくさんの物を持っていても,命は所有物からは生じないからです。」(ルカ12章15節)人生で大切なことは、お金とそれで買えるものだけではありません。人生における大きな満足感は「人生のいかに生きるべきか」「どうすれば自分の精神面での必要を満たせるか」を知っていることから得られるのではないでしょうか。
物質主義の人が陥りがちな「飢餓感」から逃れ、幸せと感じながら生きるためには、神様を信じ、神様に喜んでいただける人生をおくること。
1000人以上の患者を看取った医者の大津秀一さんが書かれた『死ぬときに後悔すること25』の中でも24番目に「神仏の教えを知らなかったこと」ってありますよ。どうしたら神様に喜んでもらえるか、幸せに生きることができるか、私も今、その道を歩もうとしているので、一緒に考えてみませんか。
参考 目2013/10
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