あんだんて・かんた~びれな日々

生きることは面白い、思いがけない人生の旅路 DANとKEIとの日常記録です

蔵出し一枚

哀愁

2020年08月18日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
草いきれで知る季節
ゆっくりと、けれど確実にまわり
辿り着いた夏に
哀愁がふ~わりと訪れた
遥か遠いあなたを恋しがったことはなかった
歳を重ねわたしはあなたの長さを年々超える
あなたはどんな人だったのだろう
どんな声でどんなふうに話したのだろう
今頃になって多分、あなたが恋しいのかもしれないね
また辿り着いた夏に哀愁が
おとなうように胸の隙間を通り
夏草の匂いをのせて空へと連れてゆく




夜の貨物列車

2020年08月18日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
昼間は2両編成で人を運ぶローカル電車
深夜にはその何倍もの車両を繋ぎ
荷物を運ぶ貨物列車
耳を澄ますと暗闇の中に
聞こえてくる轍の響き
低音はバリトンボイスのよう
聞いていると不思議な感動に包まれて
郷愁が胸いっぱいに広がって
幼かったあの頃が甦る
眠れないままに時計の
表示は刻々と変わり
闇は紫いろへと変わり
もうすぐ夜が明けていく





小さき者よ

2020年08月17日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
風に凭れた小さき者よ
その瞳は何を見る
風は行くもの流れるもの
風に凭れた小さき者よ
その唇は何を唄う
よく晴れた空の下
遠くを見ながらおまえの
明日の幸せを語ろう





キバナコスモス

2020年08月17日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”


身近だった人が逝っても
大切だった人が逝っても
残されたわたしは何も変われない
それが悲しくて時にせつない
澄んだ空気の中、陽が降り注ぎ
秋が煌めく
なんて美しい
ジタバタともがいても
わたしは今を生きている
そしていつか
わたしも傍を離れる時
微笑み一つ残せたら
そんなことを考える
穏やかな午後の日に
キバナコスモスが咲き誇る





ペパーミントフレーバー

2020年08月16日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
夏深し
空が胸を突き抜けて青く
両手を広げて何かを
探してる私は
もう去年の私ではない
この想い
言葉の翼にのせてみたいのに
感情だけが先走る
あぁ…氷菓が溶けていく
ペパーミントの香りだけ残して



鎮魂のヒマワリ

2020年08月13日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”

抑えても抑えてもあわ立つ哀しみ
散りゆくために飛び立つ青い空
その日も眼下に咲いていただろうヒマワリは
いつものように太陽の方を向いていたのだろうか




今年も終戦記念日がやってきます。
特攻隊は、1944年10月21日から翌年終戦の8月15日までの約10ヶ月間に
大日本帝国陸軍と海軍により編成され、多くの青年が戦死しました。




皿に盛られた熱帯夜

2020年08月10日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
明かりを消した窓から
忍び込む生温い風
倦怠的なジャズ音
ジットリと汗ばむ肌
白猫がビルの角で
闇を見上げ喉をみせる
全てが気怠く
静止する真夏の夜更け
愛が空瓶に突っ込まれたまま
転がっていた




人と時と季節の中へ

2020年08月01日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”

画像は、freephoto様よりお借りしています




満ち潮×引き潮

2020年07月28日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”

画像は、freephoto様よりお借りしました


夏色 風色 みどり色

2020年07月28日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
昼下がり
ブランコこいで
風を呼ぶ
うまれた風は
スカートに戯れ
ブランコは
空へと近づき
地球へもどる
夏の陽は
ゼリービーンズサンシャイン
夏色の夏
風色はみどり色





take note

2020年07月28日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
幸福をカタチ造りながら
自ら壊してしまいたくなる
そんな不安や得体のしれない焦燥感
素直に優しくあることの難しさ
愛に保険などないことはわかっているのに




君の笑顔に逢いたい

2020年07月20日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
容赦のない夏の太陽を掻き回し
もっと光を散らしてみたくなる
そんな苛立ちを抱えながら歩いていた
君の問いに言えなかった言葉があって
それでいいのだととわかっていても
言いそびれた言葉に苛立ってしまう
熱された道には木陰もなく
情けなさが倍増していく今だけど
この次は何も無かったように出逢って
はにかむような君の笑顔に逢いたい
無性に逢いたい




顔出し間違った?

2020年07月19日 | DanとKei’sダイアリー2020
面白いの見っけ~♪


今朝のウォーキングの途中で発見した
紫陽花の中に朝顔が!
思わず笑ってしまう、楽しい朝になった


火垂る

2020年07月16日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”

せせらぎを
渡る風は密やかに

火垂るの夏夜
あしたの命の行き着くところ

今はただ舞う
幾百となって舞う





ステキにフライデー

2020年07月08日 | Kei's ポエム “風のアダージョ”
いつもと違う7センチ
ピンヒール履いてみた
颯爽と台風一過の街を行く
たったそれだけのことだけど
違うわたしになったみたい
なんだか楽しい
そんなわたし
分ってるようで分らない自分のこと
ステキをもらったフライデー




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