冬の臨界点 2020年11月30日 | Kei's ポエム “風のアダージョ” 気配を消すように雪が降る 遠くを走る電車の音も靴音も消え 音のない世界へと入っていく 時の流れにゆだねた日々の あの日の路面電車は今も 走っているだろうか いま町はしじまの中に 白く息づく わたしは宙(そら)のなかを歩いていく ちっぽけな愛しさを抱えて #詩 « たかが恋 | トップ | 神さまのカレンダー »