今年もやってきました、
箱根駅伝予選会。
残念ながら昨年同様、
自衛隊駐屯地での周回の戦いとなり、
その雄姿を直接現地で見ることができませんでしたが、
レースは非常に白熱したものになりました。
最初の5㎞では、
上野監督で強化を始めて2回目の予選に臨む立大がなんとトップ。
「おお、確かに強化を図っているのだなあ」
と駅伝ファンに強く印象付けてくれました。
立大は最終成績は16位。
昨年から大きく順位を上げ、
来年は本戦争いに顔を出してきそうな流れですね。
期待しています。
途中経過ではいろいろと動いた予選会でしたが、
明大、中大、日体大などの有力と言われた各大学は予想通りの走りを展開。
特に明大の強さは光りました。
まあ、もともとここにいる実力のチームではありませんが、
箱根の本戦ではトップ3の一角を崩すチャンスがあるような気がしますね。
中大、日体大などはもちろんシード権争いに顔を出してきそうです。
数年前に悔しさを味わった山梨学院大、
そして昨年まさかの予選落ちの屈辱を味わった実力校の中央学院大は、
いずれも全員がしっかりとした走りで今年予選を突破。
本戦での走りに期待が持てます。
伝統校の神奈川大は、
中盤まで伸びずに非常に心配されましたが、
終わってみれば5位で楽々予選を通過。
集団走で予選会の走りは熟知しているだけに、
さすがの結果でした。
法大も期待されたところからは若干苦しみましたが、
しっかりと本戦への出場をつかみ取りました。
さて、
盛り上がったのは8位から。
あの法大の徳元監督が指揮して初出場を狙う駿河台大。
今年は”31歳のランナー”今井も擁し注目を集めていましたが、
ゴール時点では「今年も難しいかなあ」という感じでした。
しかし。。。。
8位で呼ばれた名前は、
まさかの「8位 駿河台大」。
初出場の歓喜の瞬間を、
目の当たりにしました。
チーム10位と自身の走りができなかった今井は、
大粒の涙を流して初出場の喜びを表しました。
9位に昨年に続いての出場となった専大が呼ばれた後、
天国と地獄を分ける「第10位」の発表。
まさに「天国と地獄」のコントラストがここまではっきりとしてしまうシチュエーションはなかなかあるものではなく、
毎年ここで大いに盛り上がります。
残念ながら従来の、
ボードをめくるという形ではなかったものの、
学連の発表者がその名前を告げると、
歓喜と落胆が交錯しました。
「第10位、国士舘大」
まさかの国士大が10位で呼ばれると、
国士大は歓喜、
そして10位を激しく争っていた各校、
拓大、大東大、筑波大らは、
ガックリと肩を落としました。
ベンジャミンの貯金はあるものの、
まさか国士大が10位に食い込むとは思いませんでした。
ゴール地点で10人が入ったのがかなり遅かったですし、
争っていた拓大にも大東大にも留学生の存在があって、
ベンジャミンの貯金がさほど生きないと思ったからです。
それゆえ、
10位に名前が呼ばれた時は、
思わず「お~~」と叫んでしまいました。
個人的にワタシ、
国士大の駅伝チームのファンなんです。
何しろ朝にウォーキングをしていると、
しょっちゅう国士大の駅伝チームの面々とすれ違うことが多く、
ベンジャミン選手の姿などもたびたび見かけているものですから。
自然と応援しちゃってもう10数年・・・・・・なんです。
苦しい戦いを生き残っての箱根路ですから、
今年も全力で頑張ってほしい、
そう思っています。
東京国際大、創価大に加えて今年は駿河台大。
年々駅伝を強化してくる大学が増えて、
本当に箱根駅伝に出場することが難しくなってきています。
立大も慶大も、
強化に力を入れてきていますから、
来年はもっと難しい、激しいレースが繰り広げられることが予想されます。
ちょっとやそっとでは箱根路に行けない時代になってきていますね。
伝統校、名門校、強豪校である、
拓大、大東大をはじめとして、
城西大や東農大が出場権をゲットできなかったし、
箱根優勝経験のある亜大とか日大も、
はるか圏外に去ってしまっているんですね。
個人に目を移すと、
やはりシード校の選手がいないためもあって、
留学生の独壇場になるのはいつものこと。
武蔵野学院大のカマウ選手がトップでゴールテープを切り、
日本人トップには8位の中央学院大のエース・栗原が入りました。
さあ、
11月になると全日本大学駅伝がありますし、
「秋の陽はつるべ落とし」ではないですが「秋の日はつるべ落とし」で箱根駅伝に向かって行きます。
今年は青学大、駒大の2強に対して、
東京国際大が挑戦状をたたきつけるかもしれません。
あるいは東洋大や早明の伝統校の巻き返しにも期待が持てます。
面白くなってきそうです。
それにしても、
予選会は毎年熱くなります。
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