室伏広治、36歳。
昨日、
他を寄せ付けない素晴らしさで、
男子ハンマー投げの金メダルを獲得しました。
第1投目で、
なんとなくこの結果が予想できるほどの、
素晴らしい投てきでした。
オリンピックなどでは、
他の競技者の投てきが気になってしょうがないのに、
昨日は『室伏で決まり』の空気が流れていた感じがして、
なんとなく落ち着いてみることができました。
2投目以降、
次々と80m超えの素晴らしい投てきを繰り返す室伏に、
もはや敵はいない感じでしたね。
(最後の1投で80m18を出した銀メダルの選手の投てきに、一瞬ヒヤッとしましたが。)
室伏と言えば思い出すのがアテネオリンピック。
あの時は、
競技では2位だったのに1位の選手がその後のドーピング検査で失格。
繰り上げの金メダルでしたよね。
だから、
昨日の金メダルというのは、
室伏の優勝を見るということでは、
初めてのことでした。
落ち着き払っていて風格さえ感じさせる室伏は、
この競技の第1人者なんだなあということを、
強く意識させるたたずまいでした。
客席で見ていたお父さんの室伏さん。
『アジアの鉄人』の面影は、
65歳になった今も変わることはなく、
そのこともまた嬉しさを倍増させることでした。
室伏親子によってしか語ることのできない日本のハンマー投げ。
親子ともども長年にわたり結果を出し続けるその姿、
すごいです。
尊敬します。
ということで、
全体の競技を眺めながら、
時々日本人選手が大活躍してくれると、
どんどん興味が増してくる、
世界陸上です。
それにしても織田裕二さん。
今回の解説というかコメント、
まったりしてますねえ。