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選抜出場校 こんなこと思い出してしまいました 2025 その5 【北信越】

2025年02月12日 | 高校野球

≪選抜出場校の思い出 その5≫

北信越代表   敦賀気比(福井)     12度目(5年連続)  優勝1回
                     夏11度出場  甲子園通算31勝21敗  

もうすっかり全国の高校野球の「顔」になった敦賀気比。近年心境著しい北信越地区にあって、5年連続のセンバツというのは、本当に素晴らしい実績だと思います。秋季北信越大会で5年連続決勝に進出しているという事で、これはもう、すごいとしか言いようがありません。かつて昭和から平成の初頭の時代は、福井商が毎年甲子園に出場していて、甲子園出場頻度が全国で1,2を争っていたのですが、最近ではこの敦賀気比、聖光学院、明徳義塾に大阪桐蔭、智辯和歌山などが「高校野球の顔」になっていますね。東監督になって、チームは13~15年ぐらいに一度ピークを迎えました。この3年間で甲子園で14勝もの勝利を積み重ね、完全に敦賀気比が「全国の強豪校の一つ」として数えられるようになりました。しかしその後はいいチームを作ってくるもののなかなか上位に進出することはできず、東監督が辞めるか辞めないかで揺れた時もあり、選抜は4年連続の出場ですが4連敗中。ここ3年は合計でも1得点しか挙げておらず、夏の選手権に強打を身にまとって出場してくる敦賀気比からすると、ちょっと物足りない結果になっています。まあそれだけ、春から夏に向けてぐ~ンと実力を上げているということも言えますが、選抜でも今年はしっかりと実績を残したいところです。今年のチームはかなり実力を持っているように見受けられるチームです。吉田(Rソックス)平沼(西武)張りに甲子園でもガツ~ンと打って、キッチリ勝つ試合が見たいですね。


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敦賀気比については、もう4年連続出場という事で、ほぼ書きたいことは書いてしまった感があります。しかしながら、昨秋には「東監督退任」の報が出て驚きましたが、元のさやに納まって本当によかったですね。敦賀気比といえば、豪快な打撃が売りの野球が思い浮かびます。平沼を擁して選抜優勝を成し遂げたチームは、前年から本当に強かった。2013年~15年までの3年間で、敦賀気比は甲子園で14勝もの勝ち星を積み上げています。まさに黄金の3年間と言えますね。出れば必ず強打の片りんは見せてくれるチームですが、今年はどんな戦いになるでしょうか。昨年は初戦で大阪桐蔭と激突し、粘りは見せたものの相手エース前田に打線が抑え込まれました。捲土重来を期す今年、新基準のバットにどう対応するのかという事も、強打のチームには課せられた課題です。



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もうすっかり甲子園ファンにもおなじみの北陸の雄・敦賀気比が、今年も登場です。コロナに揺れた2020年以降も、21,22年と2年続けて春夏連続の出場を果たし、さらに選抜では2年連続で初戦敗退だったものの、夏にはきっちり甲子園で2勝づつを挙げ、さらにその名声を高めている昨今です。強力打線を軸にした野球は見ていて楽しく、引き込まれてしまいます。春の選抜は優勝経験がありますが、夏はまだなし。というか、北陸勢も夏の選手権優勝をまだ経験していません。昨夏は仙台育英が、東北勢初の全国制覇を成し遂げました。さあ、仙台育英に並ぶ地域No1の実力校、敦賀気比はどうだ?  なんだか近々に、高々と真紅の大優勝旗を掲げる姿も思い浮かびますね。その前に、この選抜でひと仕事。上位進出を狙っています。


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昨年も春夏連続出場を飾り、もうすっかり「北陸路の高校野球の代名詞」的なチームになっている敦賀気比。その豪快無比な打線で今年も全国の頂点を狙っています。東監督が就任した11年から敦賀気比は華麗なる復活を遂げて、春夏で甲子園に登場しなかったのは17年のみ。同じ福井県勢としてはかつての福井商と同じぐらいの出場頻度ですが、大きく違うのはこの敦賀気比は出場する都度に「優勝候補」に名を連ねていることです。平沼を擁して選抜制覇を飾った15年のチームは強かったですが、近年のチームもその時代とそん色ないほどの力を持ったチーム。明治神宮大会でも、優勝した大阪桐蔭と最も互角に近く戦ったチームであり、昨年の甲子園経験も豊富な上加世田が完全復活すれば覇権に近づいていくチームだと思われ、今大会も大きな期待を寄せられています。


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90年代にすい星のように高校野球界に登場し、そこから今「第2のピーク」を迎えている敦賀気比。星稜などとともに、「強い北陸」を作っていくチームとして全国のチームに恐れられています。平沼投手(日ハム)を擁して驚きの強打で全国制覇を飾った選抜から6年。その後も笠島投手+強打という「いつもの敦賀気比のチーム作り」で驚かせてくれた一昨年のチームなど、「2度目の全国制覇」へ着々と進んできている感じがする好チームです。高知、鳥取などといつも「全国最小」の出場校数を競う福井県ですが、代表校はいつも甲子園に爪痕を残してくれる存在で、野球熱が高いのが傍から見ていてもわかるほど。今年のチームも粘り強さを持っていて、県民の期待は高まっていることでしょう。
 

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記憶にも新しい、昨春の選抜優勝校。今年は堂々と、連覇を狙いに行きます。敦賀気比は、これからチームとしてのピークを迎える気配がプンプン。強豪として、甲子園に君臨するチームとなるでしょうが、このチームも2つの時期に分けられます。一つは、渡辺元監督がチームを作り甲子園の常連にのし上がった90年代。そして低迷期を経て、現在の東監督が全国の強豪と伍していくチームを作った現在です。まずは渡辺監督がチームを作り、強豪に育て上げた90年代から。このチーム、シニアの名監督だった渡辺監督が高校に転出し、京都・福井のシニアの有望な選手を集めてチームを作り福井商が君臨していた福井県高校野球界に殴り込みをかけるというので、当初からかなり話題になっていました。『果たして、高校野球の名門が勝つのか?それとも新参のクラブチームのような学校が勝つのか?』注目されていましたが、素材と野球力で勝負の敦賀気比は、周りの批判など何のそので強豪チームを作り上げ、短期間で結果を出しました。エース内藤を擁して94年に福井商の壁を破り甲子園に初出場すると、翌95年の連続出場時には全国制覇寸前の4強に進出。そして97年には三上投手と快足・東出選手で8強へ。この時の選手に、現在の東監督がいますね。チームのテイストはまさに”クラブチーム”。シニアの野球を見ているような感じでしたが、圧倒的な選手の素材力には、唸らされるものがありました。そしてその集大成と言えるようなチームが、00年の内海(巨人)-李(元巨人)の強力バッテリーを擁したチームでしたね。このチームは強かった。甲子園でも優勝候補の筆頭に上がるのは確実とみられていましたが、不祥事で選抜を辞退。そしてチームの歯車は狂い、その夏は圧勝するはずの県大会決勝でまさかのサヨナラ負け。この強いチームが甲子園の土を踏めなかったことで、その後チームの歯車は狂い、元に戻すのに時間がかかりましたね。00年代は、『あの強かった敦賀気比はどこへ』という様な感じで、時折甲子園には出るものの、また時代は福井商へと先祖返りした感じとなりました。しかし08年、東監督がコーチとしてチームにかかわるようになると、チームはまた右肩上がりの成長曲線を描くようになりました。岸本投手を擁した13年春に『こんなに強かったっけ?』という様な驚きとともに4強進出。そして14年夏には、驚きの強打で完全復活の4強入り。そして15年春。14年の4強を経験した大黒柱、エースの平沼を擁してついに、『北陸勢初』の全国制覇を成し遂げたのでした。今や完全に『顔と名前、ユニで勝負できるチーム』になりつつある敦賀気比。大阪桐蔭らとともに、時代を作っていくチームとして、高校野球界に君臨する”予定”です。

 


北信越代表   日本航空石川(石川)   4度目(2年連続)  
                     夏2度出場  甲子園通算 4勝4敗  

昨年は能登半島地震を受け、兄弟校の日本航空(山梨)の練習場を借りて選抜への備えをした日本航空石川。しかし十分に練習を積むことができず、初戦完封負けで甲子園を去った。しかしこのチーム、甲子園ではしばしば驚異的な粘りを見せ、スタンドを沸かせてきた歴史を持つチームです。木更津総合相手に最終回4点を挙げて大逆転した試合や、明徳義塾相手に劇的なサヨナラ3ランで大逆転勝ちを飾った試合など、甲子園名勝負に数えられるぐらいの好勝負を見せてくれるこの日本航空石川に、ファンは大きな期待を持っていると思います。今年は果たして、十分な練習を積んで甲子園に登場できるでしょうか。震災の傷も残る中、今年の北信越地区は記録的な大雪が降り続きます。そんな中、いったいどんな姿で甲子園に帰ってきてくれるのか?期待は大きいですね。


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今年元日の大地震で被災した日本航空石川。今はキャンパスを山梨県に移して活動していますが、この選抜に選ばれました。準備等は大変だと思いますが、やはり関係者などは、このチームが必死に球を追う姿が被災者や地域を盛り上げ、活気を与えるという事を信じていると思います。頑張ってほしいですね。さて、日本航空石川は、過去3度の甲子園で、確かな足跡を残してきているチームです。前にも書きましたが、甲子園最初の試合で延長を戦い勝利をもぎ取り、次の大会では優勝候補を最終回の大逆転で破りました。さらに前回の選抜では優勝候補の明徳を最終回の逆転サヨナラ3ランでうっちゃる粘り腰を見せて勝利。ここまで出場した3大会すべてで初戦を突破していることなども合わせると、同県の星稜とともに「甲子園の激闘王」と呼んでも差し支えないかとも思います。最後の最後まで勝負をあきらめない粘りは、この選抜では特に「チームのチカラ」として発揮されるのではないでしょうか。楽しみな選抜になりそうです。



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一昨年の選抜では、初出場ながら2回戦で明徳義塾を9回大逆転のサヨナラ3ランで破るなど素晴らしい戦いぶりで8強に進出した日本航空石川。あの時のチームと比べると今年はやや戦力ダウンがささやかれるものの、彼らの持っている「最後まであきらめない粘り」がまた甲子園をわかせてくれるのではないかという期待を抱かせてくれるチームです。石川県は長く星稜と金沢の2強時代が続いていたので、この2校以外の学校が選抜の土を踏むのは本当にまれで、過去50年さかのぼってみても、21世紀枠を除くとわずかに遊学館とこの日本航空石川があるだけ。日本航空石川は2強以外の学校としては初めて2度目の選抜出場となります。そういった意味でも、新たな強豪として登場してきているこの日本航空石川が、「星稜より先に帰るわけにはいかね~」という気迫で甲子園で大暴れ・・・・・というのを期待してもいいかもしれませんね。


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日本航空石川。山梨の日本航空の兄弟校ですね。石川県の中でもさして目立った存在ではないこの学校でしたが、甲子園に出場した年はなかなかインパクトのある戦いぶりで、全国のファンに強い印象を残しています。初出場の09年には初戦で明桜と延長12回の激闘の末サヨナラ勝ち。そして昨夏は力のある木更津総合に対し、9回に4点を奪って大逆転勝ちを収めました。いずれも「あきらめない粘り」が勝利を呼び込んだ形で、強いマインドを持ったチームだということが見て取れますね。いずれの大会も次戦では大敗を喫してしまいますが、初出場から2回連続で初戦突破とは、なかなかどの学校でもできることではありません。県内では星稜、遊学館、金沢ら強豪が鎬を削る状態が長く続いていますが、その”強豪の輪”の中にしっかりと食い込んでいる現在、狙うはさらなる飛躍しかありません



(つづく)


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