箱根駅伝の勝負を左右する山登りの5区が、
短縮されることになりました。
箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟が25日発表したもの。
山上りの5区について、来年度の93回大会から、
5区を23・2キロから20・8キロに短縮し、その分4区を18・5キロから20・9キロに延長するとしました。
従来の5区は選手への負担が大きく、
この区間が勝敗を左右しすぎるなどをその理由として挙げましたが、
この距離変更、勝負に大きく左右することが考えられます。
まあ実際は、
以前の中継所である『鈴廣前』に中継所が戻るだけなんですけどね。
以前のコースに戻ったということです。
ワタシも思っていたのですが、
多くの箱根ファンは近年のレースを、
『5区の距離が長すぎる。5区の出来、不出来で勝負がほとんど決まってしまう』
と思っていたのではないでしょうか。
事実、
東洋大・柏原や青学大・神野など、
『山の神』と言われるランナーを擁していなければ、
箱根駅伝そのものの優勝に絡めないというのが近年のレースの現状。
この改革はあるものの、
まだまだレースの中での5区の重要性は変わらないのもまた事実です。
しかし少しでも『5区頼み』の現状が改革されれば、
よりレースも白熱するものになるのではないでしょうかね。
なにしろ、
有力校同士でも5分以上の性平気でついてしまうほどの区間になってしまった5区。
『5区だけ見れば、ほとんどレースを全部見たも同然・・・・・』
という感じの近年でしたが、
その差が少しでもつき辛くなるのではと期待しています。
それから、
あまりにも高速化が進み、
また上位と下位の差も大きくなったため、
復路であっという間に繰り上げスタートとなってしまう学校が続出。
まあ復路では、
最初のスタートから”一斉スタート”組が続出して、
なんだかちょっと興ざめる……なんてこともある近年のレースですので、
この5区の短縮化がある意味『いろいろな意味でのレースの白熱化』を生んでくれればと思います。
いろいろな事情があって今の形になってきたのだとは思いますが、
とにかくレースが面白くなるのであれば大歓迎。
まだ10か月も先の【箱根】ですが、
来年が面白くなってきたぞ~。
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