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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲夏場所 これが今の大相撲の、等身大の姿。。。。

2019年05月23日 | 相撲

大相撲夏場所。
千秋楽の土俵には、
アメリカのトランプ大統領が観戦にやってきて大統領杯が授与されるとのこと。

盛り上がるはずの終盤の土俵ですが、
現実的には土俵上の相撲内容はまさにお寒い限り。

昨日も大関の豪栄道がゴロンと転がり負けると、
それに呼応するように大関・高安、
そして横綱・鶴竜もいいところなく敗れて、
大荒れの1日となってしまいました。

大荒れとは言い得て妙ですが、
実際には大関にも横綱にも安定感がまるでなく、
すこし展開がハマるとなると、
途端にインタビュールームが押すな押すなの大盛況になる・・・・・ってな寸法です。

まあ、
ため息しか出ませんね。

土俵内外での所作など、
あ~だこうだと何かと批判も多い白鵬ですが、
やっぱり彼が抜けると途端に土俵に「重さ」みたいなものがなくなるんですね。
それだけでっかい存在だという事、
やっぱりいなくなってみるとよ~くわかります。

昨年来、
横綱・大関陣以外での優勝も相次ぎましたが、
その彼らも「時の勢いを得た」というその場所を終えると、
やはり毎場所優勝を争えるような力はまだ持っていないため、
土俵を締めるためにはどうしても横綱・大関陣の『安定して強い』相撲が必要です。

しかしなあ。。。。

最近ワタシは、
ちょっと大関に対する見方は変えてはいるんです。

少し前までは、
NHKなどでもよく言うように、
『大関は横綱とともに、常に優勝争いの中心にいなければならない』
と思っていました。

しかしよく考えてみると、
関脇から大関に上がるのに、
優勝は求められていない。

基準は直近3場所33勝、
という事は1場所11勝を挙げれば、
大関にはなれるわけです。

そしてここ7,8年で大関に上がったほとんどの力士は、
優勝争いに毎場所絡むなんてことは皆無。
二ケタの勝利を挙げるのに四苦八苦という状態です。

要するに、
大関に上がる前とさして変わらないという事。

という事でワタシ、
大関への見方が、
従来の「優勝争いをする力士」から、
「9~11勝ぐらいを上げられる力士」に変わりました。

そうみると今場所も、
見事にそんな感じでしょ。

そして彼らには、
「年に1場所か2場所、調子のいい時には優勝に絡んでいってね」
という期待をするぐらい。

もう既に、
『大関に勝ったぐらいで、インタビュールームに呼ばんでもいいんじゃない?!』
ぐらいに思っちゃっています。

だって最近を見たって、
栃ノ心、御嶽海、玉鷲、逸ノ城なんかが大関に勝ったところで、
何の波乱でもないような気がするもんですから。。

これは今に始まったことじゃなくて、
昔から「クンロク大関(いつも9勝6敗で、勝ち越しだけはする大関・・・・・という意味)」
なんていう言い方、よくしましたもんね。

そういう意味からも、
『大関って、毎場所とりあえず勝ち越しは外さない力士ってことで認識すればいいんじゃないか?』
って感じで相撲を見ています。

そう見ながら横綱を見るっていうと、
つくづく白鵬の偉大さが実感できますね。
出場する場所で11勝以下の事なんて、
まずないですもんね。

その「大相撲の一本柱」が抜けると、
こうも味気ない相撲が続くんですね。

でも日本にはこういう時、
『戦国時代』
なんていう現実のレベルの低さをオブラートにくるんで包み隠す、
い~い言葉があるんですよねえ。
『群雄割拠』なんていう言い方もします。
要するに強いものがいないってだけなんですけどね。

なんか今場所は、
大相撲を見ていて、
言いようのない疲労感を感じたりしています。

もうこうなったら、
朝乃山の優勝でいいんじゃないですか?

かなり投げやりに、
そう思っちゃっています。

(それでも栃ノ心の大関復帰には、大いに期待しちゃっている自分がいるんですがね。)



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