スマイルジャパン 世界トップディビジョンに復帰 『五輪に向け、いい感じ』

オーストリアで行われていた、
女子アイスホッケーの世界選手権。
ディビジョン1A（2部）に属する我が日本女子代表、スマイル・ジャパンは、
4戦全勝で優勝を決め、
来季からのトップディビジョン（1部）への復帰を決めました。

来年の冬季オリンピックでは、
日本はトップディビジョンに属する”各上”の相手とばかり対戦しなければならないので、
今大会”各下”と思われる相手に取りこぼすことは許されませんでした。

チームにとっては非常にプレッシャーのかかる大会だったと思いますが、
しかし我がスマイルジャパン、
そのプレッシャーをはねのけて見事全勝で優勝。
力強くチーム全体が前進していることを強く印象付けてくれました。


第1戦　１－０　ハンガリー
第2戦　３－０　デンマーク
第3戦　５－３　ノルウェー
第4戦　４－１　オーストリア
第5戦　４－０　フランス


5試合で17得点、4失点。
ほぼ全試合で攻撃的な試合を展開しながら失点も最小に抑え、
しっかりとした戦いぶりでした。

オリンピックに向けては、
いい感じで準備ができているのではないでしょうか。

しかしながら、
オリンピックでは今大会のように自分たちが主導権を握れる相手はいません。
全ては「各上」の相手ばかり。

その強豪との対戦に向けて、
しっかり守って、
自分たちの特徴であるスピードと正確なパスワークを駆使する戦術の精度を、
更に高めていかなければなりません。

苦しい試合展開の中でわずかな勝機を見出して、
しっかりと勝ち切るという戦いの完成に、
期待は大きいです。

中途半端な仕上がりでは、
前回の五輪のように1勝が遠いということにもなりかねません。

今回は悲願の1勝のみならず、
何とかメダル争いにも加わってほしいというのがワタシの切なる願い。

このいい雰囲気を維持して、
「なでしこジャパンの再来」を期待しています。