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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

審判は絶対・・・・なのか?

2017年04月21日 | 高校野球

一昨日の広島―DeNA戦。

判定を巡り2度、
広島の緒方監督が抗議をし暴言を吐いたので、
退場になりました。

そのニュースを聞いて興味があったので、
映像を見ました。
すると。。。。。

『そりゃ、緒方監督も怒るわなあ・・・・』
というような明らかなミスジャッジ。
映像で見るとまあ本当に、
『これがアウト?!』
っていうようなタイミングで、
『なぜ審判はアウトにしたんだろうか?』
と首をひねってしまうような『微妙でもない』タイミングに見えました。

これが立て続けに2回起こっては、
監督としては怒りたくもなります。


まあ、試合の趨勢にさほど影響を与える場面ではなかったようですが、
これが同点の最終回に起こった・・・・・ってなことだったら、
もっと大変なことになっていたでしょう。

それにしても最近、
審判の質が落ちてきたように感じるのですが、
本当のところはどうなのでしょうか?

まあ審判も人間ですから、
見る角度やらタイミングやらで、
ミスジャッジが起こってしまうのは致し方ないところなのでしょうが、
最近は映像の精度が格段に上がっているので、
ミスが増えたと見えてしまうのかな?

プロ野球の場合、
審判も『それを仕事としている』人たちで、
選手や監督・コーチなどもミスには抗議を行えるので、
まあそれなりに…いいとは思います。
最近は抗議によってジャッジが覆ることも、
ありますからね。


しかし最近、
いや、最近に限ったことではありませんが、
ワタシが思うのはプロ野球よりも、
高校野球の審判技術が明らかに劣化しているのでは、ということ。


高校野球は『教育の一環』であり『野球道』であるという『建前』があるので、
『審判の判定は絶対』ということが徹底されていて、
どんなにひどいミスジャッジにも抗議することがほとんど許されていないという環境にあります。

本当に【審判は神様】みたいなもので、
それゆえミスジャッジがあった時は、
それはもう不利になったチームの球児たちはかわいそうだ・・・・・ということになりますね。

過去も何度も何度も、
『かわいそうな不利なジャッジ』
で泣かされてきたチームを見てきました。

どんなに判定に不満があったり、
観客のほとんども『おかしい判定だ』と思ったりしても、
監督が審判のところに、選手を『ジャッジの確認』に行かせることはできても、
『判定への疑問』はおろか、『抗議』などはできようもありません。

何しろあの『高野連』が、
『ジャッジへの抗議はまかりならん』という『絶対のお達し』を出していますからねえ。。。。。
いくら『そりゃね~だろう』と思っていても、
監督は泣き寝入りするしかないわけです。

まあ、もとより老いも若きも『野球人』は、
『審判は神様。審判の判定に物言うことは、天に唾すること』
と幼少時から刷り込みまくれてきてますからねえ。。。。。
なかなかその刷り込み、
打破することは難しいのですが。。。。。。(ワタシもその一人)


そういう環境ゆえに、
本当に高校野球の審判には、
『正確なジャッジ』
が望まれるわけです。

もとより甲子園などでは、
全国の高校野球ファンが『衆人環視』していますから、
そんなミスジャッジは見過ごされるはず・・・・・ありません。

それゆえなのかどうなのか、
本当に昨今では、
ワタシは『明らかなミスジャッジ』が増えているなあ・・・・という肌感覚を持っています。

最近はネットでも、
明らかなミスジャッジなどはその都度公開、拡散されていきますから、
審判も『やりにくい』とは思いますが、
それゆえにジャッジには正確さを求められます。


昔からの刷り込みのごとく【審判は神様】であるなら、
『おいおい、えらく適当な神様じゃね~か』と最近は思ったりもしますが、
そこはほら、皆さん手弁当でやってくれているありがたい存在ですから、
高校野球では『文句なんて滅相もない』
という雰囲気が形成されちゃっている・・・・というのも事実です。

本音を言うならば、
今や甲子園の高校野球は、
『教育の一環』なんていう大義なんかよりも、
某新聞社と国営放送の『年に2回の超優良コンテンツ』ということが”公然の秘密”でバレバレのイベントなんですから、
『審判の判定に文句を言うなんて、それでも高校球児か~~~~!』
なんて戯言は、
実際にはもう誰の心にも響きやしません。

それよりも『大人気のスポーツイベント』として、
『せめて正確にジャッジぐらいしてくれよ』
というのが、
高校野球を見る観客のマジョリティーの意見だと思っています。

ということで、
高校野球の審判もプロに任せたら・・・・・いや、それが可能でないならば、
せめて『ビデオ判定』でも取り入れたら。。。。。
そう思うわけです。


ワタシの持論ですが、
高校野球にこそ『ビデオ判定』を取り入れるべきだと思っています。

あれだけ多数のカメラでグラウンドからベンチの中、
隅から隅までいろんな角度で撮りまくっているんだから、
『そのジャッジ、どうじゃ!!!』
ということなんて、いっぺんで分かりますよ。

素人判定の補完にビデオを用いるなんて、
まさに『理にかなったこと』と思うのですがね。
どうでしょうか?

ビデオですから、
冷徹なまでにその判定、正確ですよ。
補完ということでいえば、
完璧ですよ。

よく言う『審判の権威』を保ちつつ試合を正確に進行させるために、
ビデオ判定は『アマ競技である高校野球』にこそ、
有効じゃないかな?


ビデオ判定というと、
とかく『試合時間をいたずらに延ばすだけ』という反対がまかり通っていますが、
まあ、
そんなビデオ判定に委ねるなんていうシーン、
起こるといっても試合中にせいぜい1回か2回だと思うので、
試合進行の妨げには、ほとんどならないと思うんですよね。

高校野球はもとよりローカルルールである、
【守備と攻撃のタイムは、各々試合で3回まで】
なんてルールすらもあるんだから、
【ビデオ判定は試合で2回まで】
なんて新たなローカルルール、
決めたらいいんじゃないでしょうか?


要するに言いたいのは、
ビデオででも補完してもらわなきゃ、
正確に試合進行するのは難しいってことですよ。

大相撲の『物言い』もビデオでちゃんと確認しているしね。
しばらくすると【ビデオ判定】も高校野球の『風物詩』になって、
結構観客を喜ばせる場面になるかもよ。
大相撲の『物言い』には、
観客はかたずをのんで見守るし、
館内が一番沸くのもこのシーンですしね。
しかも『物言い』が1番や2番あっても、
きっちり6時前には大相撲は『終了』となりますしね。


高校球児のゲームに賭ける『真剣』に、
本当の意味で運営側も『真剣』に応えてやってほしい、
そう思うわけです。

投手の投球制限やらタイブレークの導入もいいけど、
それよりも『(せめて)甲子園大会でのビデオ判定の導入』、
論議してみてはいかが?


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