激戦 高校野球秋の陣

10月に入り、
高校野球の秋の陣が花盛り。

来年3月の選抜を目指し、
一投一打に盛り上がりを見せています。

一番気になる大阪大会では、
大阪桐蔭が苦戦しながらも4強に勝ち上がってきました。

5回戦が3－2、準々決勝が5－4と、
過去2年間と比べると府大会で接戦が続きますが、
やはりここで負けないのが大阪桐蔭の大阪桐蔭たるゆえん。

ライバルの履正社は快勝続きで勝ち上がっていて、
2強の決戦が楽しみになってきます。

関東でも各県大会が花盛り。
この週末で一斉に大会がフィナーレを迎え、
あと残っているのは埼玉のみ。

各県ともに順当に優勝候補が優勝に収まったという感じですが、
夏の慶応の全国制覇で盛り上がった神奈川大会は、
とんでもないことになりました。

まずは夏の全国制覇の慶応は、
エース小宅と左腕鈴木の投の2本柱とキャッチャー加藤のバッテリーを残していましたが、
準々決勝で桐光学園に惜敗。
夏春連覇が夢と消えました。

準決勝では第1試合で、
長年のライバル、横浜と東海大相模が激突。

敗れた方が選抜絶望となる対決で、
最後の最後まで手に汗握るゲームとなりました。

前半横浜がリードを奪うも、
東海大相模が追いついて試合は延長タイブレークへ。

ここで東海大相模が4点を奪取。
試合は決まりと思われましたが、
その裏横浜が反撃。
2死から追いついて、
最後はサヨナラ勝ち。

10－9という大激戦で横浜が関東大会進出を決めました。

そして昨日の決勝。
関東大会の顔ぶれを見ても、
どうしても優勝して各県1位校との激突を避けたい思いでぶつかった横浜と桐光。
こちらも激戦になりました。

前日に球数を投げている両校のエースはベンチスタート。
という事もあって、
前半からゴリゴリの打ち合いとなりました。

途中横浜打線が爆発して12－6と6点のリード。
試合は決まったと思われましたが、
桐光は7回から猛反撃。
9回に4点を挙げて13－13のタイに追いつき、
試合はまたも延長タイブレークへ。

この大会、
桐光は1回、横浜は2回タイブレーク勝ちを経験しており、
この試合も最後の最後まで分からないすごい試合になりました。

そして結果は、
桐光が表に2点を入れ、
横浜の反撃を1点に抑えて歓喜の優勝。
なんと2006年以来17年ぶりの栄冠。

桐光と横浜は、
栃木県で行われる関東大会に向かいます。

15年ぐらい前までと違い、
今は神奈川県代表が関東大会を引っ張るなんてことは全くなく、
どちらかというと苦戦が続いているというのが現状です。

今年の関東大会も、
今のところ健大高崎、常総学院が強そうで、
作新学院、山梨学院の今年の選抜で大活躍の2校も絡んできそう。
さらに千葉からは中央学院が強打で進出。
埼玉は昌平と花咲徳栄が決勝で激突します。

どこの1位校も戦力は充実している感じで、
久しぶりに関東大会も盛り上がりそうな気配。

ここ5，6年は、
関東の高校野球はやや地盤沈下の傾向がありましたが、
今年は選抜で山梨学院が、そして夏は慶応が全国制覇したことで、
また活気が戻ってきそうです。

特に健大高崎は、
相当強そうに見えますね。
機動破壊からチームカラーを軌道修正し、
大型チームを志向している近年の健大高崎。

いよいよ全国の舞台で本領発揮・・・・・
の年になるかもしれません。

もう一校期待された浦和学院が敗れたのは意外でしたが、
なかなかのメンツが集まりました。

ワタシのイチ押し桐光学園は、
今年が勝負をかける年。

前チームはすべてが空回り気味でうまく回転していきませんでしたが、
ほぼ主力が残ったこの新チームは何かうまく回り始めているような気もします。
1年生の春から試合に出続けるこのチームの主力たちが、
20年以上の時を経てチームを選抜に運んでいけるでしょうか。


その他の地区で注目の学校も頑張っています。
ワタシが特に注目している岡山・創志学園は決勝へ。
門馬監督がどんなチームを作って甲子園に出てくるのか、
注目しています。

東北大会も、
仙台育英が敗れて出場せず、
花巻東も県大会で苦杯をなめて、
さてどうなるでしょうか。

四国大会では、
”四国四商”の松山商が愛媛県大会を制覇。
同じく名門の今治西とともに四国大会に向かいます。

そしてそして、
ワタシが大のファンの池田も、
徳島大会で準決勝進出。

四国大会までマジック1のところまで来ました。
何とか頑張ってくれ～～～～！！！

”四国四商”では、
徳島商、高松商が敗退。
高知商は8強に進出。


各地から聞こえてくる勝った～負けた～のニュースに、
いちいち反応して、
一喜一憂しているワタシです。