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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

平昌五輪 日本勢メダルラッシュ

2018年02月15日 | オリンピック

平昌五輪。

昨日は日本勢の有力競技が相次ぎ、
テレビの前から離れられなくなった人、
多かったのではないでしょうか。

どの競技も、
金メダルには届きませんでしたが、
日本選手たちの堂々とした戦いぶりに、
本当にすがすがしい気持ちにさせてもらいました。

スピードスケート女子1000mは、
小平選手と高木選手という≪日本のツートップ≫が出場。
メダルを狙い疾走しました。

事前にオランダのテルモルス選手がものすごいタイムを出していましたので、
『届くのかな?』
と心配な気持ちで見ていましたが、
高木選手、小平選手ともにギリギリのところで届かず。
残念ながら金メダルとはなりませんでしたが、
堂々の銀メダル、銅メダルとなりました。

それにしても、
オランダ勢の強さは、
群を抜いていますね。

大きな体にあのオレンジのユニフォームを身に着けて出てくると、
なんとも言えない威圧感があり、
『強そうだな~』
と他を圧倒する迫力を感じますね。

そして走ってみると、
『事前に聞いていたより、ずっと速いじゃ~ン』
という走りを各選手が見せて、
【スケート王国】は『他の国とは違うのよ』ということを、
見せつけられている感じがします。

最後に残った個人種目である500mと団体パシュートでは、
何とか日本勢が一矢を報いてもらいたい、
そんな感じですね。


一方そのちょっと前に行われた男子複合。
日本のエース渡部暁斗選手は、
ジャンプでいい位置につけての距離でしたが、
惜しくもフレンツエル選手に最後で競り負け、
ソチ五輪と同じく銀メダルとなりました。

しかし渡部選手も、
力を出し切っての銀メダルという感じで、
見ている方としてはとてもすがすがしい気持ちになりました。

この展開での勝因も敗因も、
この競技をそこまで知らないのでわかりませんが、
力は出し切ったという感じが伝わってきました。

まだ渡部選手にも、
ラージヒルと団体という、
ふたつの戦いが残されています。

この日のように、
全力でゴールまで、
駆け抜けてほしいと思います。


スノーボードのハーフパイプは、
平野選手がものすごい大技を決めて、
銀メダルに輝きました。

最後の最後に「カリスマ」ショーン・ホワイト選手に逆転を許しましたが、
こちらも素晴らしいと拍手を送りたいですね。

ショーン・ホワイトと言えば、
スノボの競技はまさに”4年に一度”ぐらいしか目にしないワタシでもよく名前を耳にするほどの選手です。

その凄味、
最後の最後に見せつけられましたね。

平野選手が、
そのホワイト選手をここまで脅かす選手になっていたとは、
本当につゆ知らないことでした。

ものすごいことですね。


それにしても日本のメダリストたち。
今回は『本当に惜しい、金逃しの銀(銅)メダル』
ばかりなんですが、
それって考えてみれば、
日本人の競技レベルが著しく上がっているということの証左ですね。

素晴らしいことで、
本当に冬季オリンピックで、
これだけの日本人選手たちが世界のトップに肉薄しているということを見られるだけで、
興奮してしまいます。

もう本当に、
日本は【世界のスポーツ大国】と呼んでもいいかもしれません。


それから、
『少子化』「ゆとり教育」なんかが叫ばれて、
とかくネガティブに語られがちな世代にあるのですが、
『才能を伸ばす』ということについては、
この教育「成功した」と言ってもいい、
そんな感想を持ちました。

錦織、松山、大谷、井上。。。。。。

彼らの世代にはまだまだ、
凄い才能がいっぱいいる。。。。

そんなことを感じるオリンピックになっています。


最後にスマイルジャパン。

昨日ようやく半島チームに4-1で勝って、
オリンピックでの初勝利をあげました。

テレビなどでは結構な騒ぎで、
『おめでとう!』『歴史的!』なんていう言葉が躍っていましたが、
ワタシは全く違う感想を持っています。

まず会場が政治色に彩られたこと、
全く持って面白くない。
スポーツだろ、これは。。。。
という感想を抱きましたが、それはさておき。。

この半島チームに勝って本当に『めでたい』と思っている選手はいないでしょうが、
いたらちょっと、残念に思いますね。

正直に言うと、
この試合は『勝って当たり前』の実力差のある試合。

もっとしっかり自分たちのプレーをしないと・・・・・
と思います。

途中会場の雰囲気にのまれて、
完全に我を忘れていましたからね。
内容としては、
今大会でも一番悪かったのではないでしょうか。

オリンピック初勝利を『歴史的』と騒いでいたのを見て、
ワタシは91年のラグビーワールドカップで、
日本代表がアフリカのジンバブエ代表に52-8で勝ったことを思い出しました。

当時のスポーツ紙も、
この勝利を『歴史的』『日本代表の夜明け』なんて書いて”祝って”いましたが、
『当時ラグビーがまったく根付いていなかったアフリカの代表に大勝したことのどこが”歴史的”なんだろうか?』
とワタシは一人憤っていたことが思い起こされます。

四半世紀以上を経過しても、
マスコミの書くことは変わらないのだなあ・・・・・
なんて妙に納得してしまったワタシです。


今大会でのスマイルジャパンのゴールは、
これから始まる順位決定予備戦、
そして順位決定戦で5位を目指すこと。
そのためには、これからの2戦を『必勝』で行くことです。

予備選ではスウェーデンかスイス、
5位決定戦ではOARかスイスかスウェーデンが来ることが予想されます。

いずれも若干の格上で、
今大会でも苦杯をなめさせられた相手ですが、
これらの国に勝って順位を上げたら、
初めて『歴史的勝利』と言えるのです。

昨日の勝利なんかに、
浮かれちゃいられません。

最後の踏ん張りを、
期待しています。


それから男女のカーリングは、
いいスタートを切りましたね。
ノビノビとプレーして、
自分の力を出し切ってください。



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