NFLのプレーオフはいよいよ、
ディビジョナルラウンドへ。
要するに各カンファレンスの準決勝という事です。
まずはAFCトップシードで3連覇を狙うカンサスシティ・チーフスが登場。
しっかりと先週のバイウィークで休養を取り、
今週の戦いに万全で臨めた感じで、
難敵であるテキサンズに対して常に先手先手で攻め続けて、
23-14と、一度も相手に主導権を渡さずに逃げ切りました。
やはりこのプレーオフでの戦い方が、
しみついていますね。
今年はシーズンでは今一つだったエースTEにしてスーパースターの大ベテラン、ケルシーを、
大事なところではQBマホームズは徹底して使いましたね。
そしてそれに、ケルシーが応えるんだなあ。。。。。
やはり「ホットライン」とはそういうもので、
ここぞの場面ではこれが効くんですよね。
やはり彼らがスーパーボウル制覇の第一候補だなあ・・・・・
という事を何というか、
満天下に知らしめた戦いとなりました。
敗れたテキサンズのストラウド。
素晴らしいプレーの数々を見せてくれましたが、
やはりまだまだ「年季が足りない」ってことですかね。
しかし来季はさらに成長した姿を見せて、
スーパーボウルに迫っていく姿が想像されます。
AFCの第1シードが、
こともなげにチャンピオンシップに進出したすぐ後、
登場したのがNFCの第1シード、デトロイト・ライオンズ。
昨季NFCチャンピオンシップで49ersに接戦に持ち込みながら敗れ、
スーパーボウル出場への夢は今年に持ち越しになっていたチーム。
今季は開幕から安定した戦いを続けて、
15勝2敗で地区優勝を果たし、見事にNFCの第1シードの座をゲットしました。
ファンの願いは、
待ちに待った、初めてのスーパーボウル出場・・・・・しかありません。
今年はラン、パスのバランスのいい攻撃で得点を重ねていき、
ディフェンスも安定していましたから、
プレーオフを圧勝することも予想されていました。
相手は第6シードのワシントン・コマンダース。
旧レッドスキンズのこのチーム。
今のNFLの中で、
最も長い間沈んでいたチームの一つで、
一昨年までは全く浮上のきっかけすらつかめないチームでした。
しかし。。。。。
今季大幅な血の入れ替えを敢行。
エースQBには、
全体2位で指名、獲得したダニエルズを据えて、
今季に臨みました。
このダニエルズ、
冷静沈着にして、
パスだけではなくランの能力にもたけた21世紀型の万能QB。
シーズンが深まるにつれて、
どんどん成長の度合いを深めていき、
シーズン終盤の大事なところでは、
ことごとくチームを救うプレーを頻発して、
チームはまさに奇跡のような戦いを行ってプレーオフに進出。
そしてこのプレーオフでも、
初戦ではバッカニアーズに対して、
最後にまくり勝ちを演出。
NFC第6シードながら、ここまで進出してきました。
戦前の予想では、
ライオンズの勝利は動かないとのことでしたが、
試合は意外な方向へ。
最初にライオンズがTDで先制しいいスタートを切りますが、
ここから試合の流れがコマンダースへ。
ダニエルズの冷静なパス、ランだけではなく、
守備陣が奮闘してゴフにプレッシャーをかけ、
ファンブル、INTなどを頻発させ、
どんどん差を広げていきました。
焦ったライオンズ、
なぜかわかりませんが、
「なんでそんなに焦ったプレーをするのか?」
って感じでどんどんミスを連発して追い詰められ、
3点差に迫った第4Qに2TDを追加されてジ・エンド。
コマンダースが見事なアップセットをやってのけて、
NFCチャンピオンシップに32年ぶり(?)に出場です。
ライオンズとしては、
無念この上ない終わり方でした。
あんなに乱れたこと、
今季のシーズンでは全く見られなかったので、
なんというか・・・・・・本当に勝ち抜いていくっていうのは難しいことだなあと、
改めて感じさせられましたね。
50年以上も待っているデトロイトのファンに、
歓喜は今年も届けることができませんでした。
さて、そして今日。
NFCの第2シード、フィラデルフィア・イーグルスとLAラムズの試合が、
大雪のフィラデルフィアで行われました。
雪が「降っている」というだけでなく「積もっている」状態に途中からなりましたから、
両チームの選手たちにとっては厳しいコンディションでした。
そんな中で、
競り合った試合になりましたが、
最後はバークレーのランでとどめを刺して、
イーグルスが実力通りのチャンピオンシップ出場です。
LAの火事という事態がありましたが、
モチベーションは上がったもののあと一歩でした、
今年のラムズ。
今年はここまでくるというのも全く予想できなかったことだったので、
よく頑張ったなあというのが、
ワタシの正直な感想です。
そして最後の試合。
AFCの実力伯仲の両チーム、
バッファロー・ビルズvsボルティモア・レイブンズの一戦です。
どっちに転んでもおかしくないと思っていましたが、
ビルズのジョシュ・アレンが、
レイブンズの同期・ラマー・ジャクソンに競り勝ちましたね。
やっぱり極寒のバッファローの気候が、
ビルズの後押しをしたことは事実です。
レイブンズの、
まさかのミス(3,4つはあったでしょうか)が誘発されて、
追いつくことができませんでした。
特に最後の最後、
2点差に追いついての2ポイント・コンバージョン。
楽勝のパスをエンドゾーン寸前で落球。。。。。
ああ、同点だったのに~~~~
って、
ファンは叫んだでしょうねえ。
まあ、
これもフットボール、あれもフットボールですよ。
さて、
いよいよチャンピオンシップまで、
進んできました、今シーズン。
◇AFC
カンサシシティ・チーフス(西地区優勝・1シード) vs バッファロー・ビルズ(東地区優勝・2シード)
◇NFC
フィラデルフィア・イーグルス(東地区優勝・2シード) vs ワシントン・コマンダース(ワイルドカード・6シード)
いったいスーパーボウルには、
どこが勝ち進んでくるのでしょうか。
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