神奈川の熱気！ ベイスターズよりも高校野球！

横浜ＤｅＮＡベイスターズ。

厳しい戦いが続いています。

昨日はヤクルト・石川にいいようにひねられ3連続完封負け。
6勝17敗と、
勝率．261となり、
例年以上に厳しい戦いが続いています。

球団が企画として出した、
『お気に召さない試合ならば、チケット代返還します』
という企画が当たって？？？？？
昨日は試合後20人ものファンが列を作って返金したということ。

まあ、
ワタシだったら意地でも返金はしませんがね。
応援しているチームがどんな試合しようとも。

その代わり、
中畑監督に試合後、
『今後は頑張りますので、変わらぬ声援を』
なんて言ってもらった方が、
どれだけ嬉しいか・・・・。

ＤｅＮＡさんも、
『自虐ネタ』はやめて、
もっと別のファンサービスを行った方が盛り上がるんじゃないでしょうかね。


ということで厳しいベイスターズですが、
そんなチームをしり目に、
やはり例年のごとく盛り上がっているものがあります。

そう、高校野球です。

神奈川の高校野球は、
ワタシに言わせれば≪別物≫。

ほかのどんな地区とも、
まったく同じには語れないものです。

好カードあれば、
ファンは何回戦だろうが、
どの球場だろうが、
何時開始だろうが、
どこにでもすっ飛んで行きます。

そしてそういったカードは、
『やっぱり見に来てよかったなあ』
と思わせるような好ゲームになることが多いのもまた、
神奈川ならでは。

甲子園に直結もしてなけりゃ、
関東大会でもない。

駅から遠～～～く離れ、
駐車場もほとんどない保土ヶ谷球場という【神奈川高校野球の聖地】では、
またも県大会ベスト16という、
一瞬聞いただけでは地味にも感じるこの戦いに、
やっぱり【神奈川高校野球ファン】がたくさん早朝から駆けつけていました。

この熱気、
この雰囲気の素晴らしさはなんなのだろう・・・・・・・
やっぱり今回も、
ワタシはそういったことをかみしめながらの観戦で、
【至福の時】
を過ごしてしまいました。


【高校野球の聖地】
と言えば甲子園球場しかありませんが、
遠く関東に在住する身としては、
そう何度も甲子園に出向くわけにもいかない。

それならば・・・・・

と熱く燃え上がるのが、
古くからの【神奈川高校野球ファン】
でしょうね。

千葉も熱いと言われますが、
それは特定のチームに限ったこと。
【銚子商】や【習志野】のゲームは熱いでしょうが、
春季大会のベスト16でこんなに盛り上がる県は、
やっぱり神奈川しかないでしょうね。

巷では『神奈川は200近くのチームがあるのだから、東京や北海道のように、2校甲子園に出せるといいのにねえ』という意見が同情とともにあるものの、
『神奈川高校野球ファン』の間では、
『いやいや、2校出場では夏の【神奈川一】が決まらないから盛り上がらない。やっぱり夏の神奈川大会は、ハマスタでサイコ～に盛り上がんね～とな～』
という意見があるのも事実。
ひょっとしてその意見、『マジョリティー』かも知れません。

ワタシもここまで神奈川大会をヘビーに見る前は、
『神奈川からは2校出してほしいよなあ』
と思っていましたが、
今では全く違います。
『2校出場の年（記念大会＝10年に一度）』は全く面白くない！！！！


そんな神奈川の【熱い】高校野球、
今年も始まっています。

今年も横浜が先頭を走っていますが、
どっこい東海大相模も黙ってはいないというところを見せつけました。

好投手・松井を擁するライバルの桐光学園に対し、
相変わらずの低いライナーと走塁で完璧にたたき、
9－4で快勝。

東原、磯網、森下、遠藤と続く上位の破壊力は、
選抜優勝の大阪桐蔭にも引けを取らないと思いました。

エース庄司に続く2番手争いは夏の選手権まで続くでしょうが、
この日は1年生が先発して切れのいい球を放っていましたので、
2本目の柱になる可能性は十分。
そうなると、昨年の戦力に限りなく近づくことも予想され、
”打倒横浜”の1番手に今年もまた浮上することは確実でしょう。

第1試合に登場の横浜隼人は、
強豪の慶応に対して堂々の寄り切り勝ち。
延長13回の激闘をサヨナラで制しました。

相変わらずきびきびとした”隼人野球”は健在。

上位陣にとっては、
本当にやりにくい相手だと思いますね。

第3試合では、
今年も『悲願達成』を狙い横浜創学館が登場。
厳しい戦いを余儀なくされましたが、
それでも藤沢西を振り切って8強進出。
夏の第2シードのイスを、
しっかりと確保しました。

3試合ともに、
面白い試合でした。

やっぱり高校野球は面白い。

見事な戦いぶりの各校に、
拍手を送ります。

夏に向けて、
もう一段の戦力アップを図ってください。