アルファロメオと小倉唯

カネとチカラに訴えるかドンキホーテになるか

アメリカのトランプは複数の連邦法による刑事裁判で「有罪」の評決を受け、34の州法違反で重罪人となっています。

それが大統領に当選したことにより、連邦法に関しては大統領恩赦を自分で自分に与える、などの方法で帳消しにしようとしているようです。

州法違反についても訴追を免れようとしており、おそらくそれが通るのではないかと言われています。

権力がある人物ならいくつ法を犯したとしても放免される、それではもはや法治国家ではないですよね。

国家元首がそういうことだと、国全体の倫理の体系が崩壊するのも仕方ないです。現にそういう国だし、今後ますますその度合いを深めるということです。

そういう国家が、我々の国の「唯一の同盟国」だという現状、どう思いますか?


もっとも、日本も「他人のことを言えない」です。

国会で嘘を付き、多数の偽証をしたことが明らかになっている、元首相を…

故人になったら「国葬」にしてしまったのですから。

献花なんかした人々(うちのいとこの一人もそうらしいですが)は、いい面の皮だったということになるのでしょうか?

死ねば罪はすべて消える、なかったことになるのだと?

いや生きている人に関しても、なんとも気持ちの悪いことは、たくさんありますよ。

たとえばお笑いコンビダウンタウンの松本人志氏。

泊まっているホテルへ、後輩芸人が「飲み会」と称して集めた女性たちに対して、性行為を強要したと週間文春に書かれ…

「事実無根」の記事で名誉を傷つけられ、それが原因で仕事もできなくなった(活動自粛)ということで…

文春相手に、5億5千万円という破格の損害賠償請求を求めて裁判を起こしました。

この11日からその公判が開かれるはずになっていたのに…

3日前になって「告訴を取り下げます」と。

文春側には、被害者とされる女性たちに「謝罪」をしますと約束した、とのこと。

どんな「謝罪」かは明かされず。

まあ弁護士から「これは勝てませんよ」と言われてしまったのでしょうけれど。

そうしたらマスコミはそろってこれを報じた一方で…

「今後テレビ復帰の時期について検討が始められる」と。

え?前段の「告訴取り下げ」と、後段の「それではテレビに復帰」というのと、全然繋がらないですよね。

「裁判で事実無根を証明して、テレビに復帰します!」という頼もしい?話だったのに「無実の証を立てるのは諦めました。もうクロでもいいです謝ります」…

「ついては復帰します」って…

何それ?どゆこと?

被害者に「謝れば」性犯罪は赦されるんだと?

そんな話を、まるで判で押したようにいろんなマスコミがいっせいに報じた。

オリコンニュースやらYahooニュースやら女性自身やら…

なにかの力が働いて、電〇?〇通?あたりを経由して、そういうニュースを流せとなったのか?

それでなければ、被害者たちに相当な金銭をつかませて、そういうことで手打ちにしてくださいとなったのか?

まあ少なくとも、裏でカネは動いてるでしょうね。本人が払ったのか、吉本興業が肩代わりしたのか、それともその他から出たのか、そこはわかりませんが。

なるほど「謝罪」ね。

きったねーの!

まあ、芸能界よりさらにもっときったねーのは、政界と財界、高級官僚の世界なんですけど。

あ、学問の世界もだ!カネやコネのために研究成果が他人に横取りされるとか、データ不正とか実際にあちこちで見聞きします。

医者も!カネやコネで入試の不正するとか、医療過誤を握りつぶすとか。それを告発した人は僻地医療に行くしかなくなるとか。

じゃあどんな世界が、きれいでまともなの?

えーと……ないですね!笑

この国も、隅から隅まで、実は腐りきってるんでしょう。

もうね、まじめにまともに生きてる人ばかり泣かされたり、食い物にされて…

悪いヤツ…カネ持ってるヤツ、家柄の良いヤツ、権威筋に守られてるヤツは何しても笑って生き延びるという世界。

そんな世界の道徳なんて、弱い奴らを抵抗せずおとなしくやられるままにしておくための、呪縛の文句でしかない。

もしも、神さま…お祭りしたりお賽銭あげたら赦してくれる神さまじゃなく、ちゃんと悪は赦さず裁くことをする神さまがいるのだとすれば…

悪いヤツらは、死後の世界?来世?で報いを受けるのでしょうけれど。

そうでないなら、まともに生きてる人は、坊主や司祭や学校や親からだまされてるか…

でなければ崇高な美学を貫徹しようとする勇者(ドンキホーテ?)のどちらかだということになります。

念のため、ドンキホーテっていうのはあの黄色い量販店のことじゃないですよ。笑

まあそれも分からない人は、そもそもここまで読み進んでないか。

悲しいですね。生きてるのが馬鹿らしくなる。

個人的には、だからといって死んだら息子がヤケになって何するかわからないから、生きてるしかないんですけど。


「生きてる、ただそれだけで偉いことなんだよ」とか「真実と努力と誠実さが最後には勝つんだと、私の活動を通して証明したい」とか…

そんなことを口にする小倉唯さんは、善良な人をだましにかかる、自己啓発の講師とか宗教者と変わらないペテン師なのか…

それとも聖人のたぐいなのか。

ちなみに彼女は何かの宗教に入っていたり、スピリチュアル系にハマってはいないと、インタビューで言っています。

「もしもスピリチュアルな存在があるのだとすれば、私自身がそうなのかも?笑」

なんて言ってるので、宗教やスピ系にハメられる人ではなく、むしろあるとすれば、自分が教祖になってハメちゃう方に回るタイプの人みたいです。

そういえば小倉唯さんを中心に、いろんな声優さんのことを誹謗中傷していたSNSアカウントで…

「中の人はさる有名女性声優か、もしくはその人物にごく近いマネージャーあたりとしか思えない」と言われた…

「ドヤコンガ」の事件も、真相は闇のまま何とも気持ち悪く放置され、忘れられようとしています。

まあ、本人でなければ、あれほど騒ぎになったのだから、事務所なりレーベルなりが「真犯人を処分しました」と発表して、チャンチャン終わり、なので…

関係各方面のみんなはお口にチャック!一般人は忘れてね!という態度を取ったところからしても、90%以上、本人だったのでしょう。

「さる女性声優」のファンたちも「もし本人だったとしても、かえって人間らしくて、なお推せる」だなんて言っていました。

人の悪口をネットで拡散することのどこが「人間らしい」んですかね。

いま、みんなそんな感じなのか?

それともしょせんオタクなんて、そういう考え方をするクズばかりなのか…知らんけど。

裏ではやっぱりカネが動いて(事務所やレコード会社の間で)「手打ち」になったのかなと。

実際、小倉唯さんの事務所の社長も「こういうのは本当は裏で解決するべき問題だけれど…」とXで書いていました(どの案件を指しているかはぼかしてましたけど)。

「さる女性声優」が醜聞で人気を失ったら、裏で動かす程度のカネ以上に、多大な経済的損失を被る会社や個人がわんさか出てくる事案だったから。

まあ…カネ優先で、それこそ真実とか誠実さなんて後回しなんでしょう。

>嘘ばかりの世界で生きると決めた覚悟も
>一瞬で崩れ去っていった
>真実届くと信じたい
「センチメンタルメッセージ」作詞:小倉唯

ともかく…

人倫の崩壊が進む時代であることだけは、間違いないです。

時流に乗ってカネとチカラを信奉して、いい思いをする人間になることを選ぶか、アホなドンキホーテでもいいから「美学」を取るか。

それはその人の自由意志です。

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