ツアーファイナル、千秋楽は、その3日半前に唯さんがYouTubeに上げたほっこり曲『わくわくシャンプー&リンス』振り付け指導動画の効果があって…
アンコールで見知らぬ観客同士が肩を組んで踊るという場面が展開。一体感が生まれてすごく楽しかったです。
ちなみにこちらがその動画。
ダブルアンコールでも、かつて唯さんが動画で振り付け指南をした曲が流れて、古いファンがまだ結構振りを憶えてたことがわかり。
なんともハートウォーミングな幕切れとなりました。
さすが唯さん。ファンの気持ちをそらすことなく、喜ばせる術を心得ていますね。ナイスセットリスト!ナイスプロデュース!
しかも、当初はやるはずのなかった曲たちを「ちょこっとお話し会」など、ファンと直接触れ合うイベントの中で、みんなの声を聞き集めて…
「肌感覚で」やった方がいいと判断して、急遽入れたのが成功したという。こういうのは演者とプロデュースする人間とが同一だから実現したファインプレーです。
何でも自分で直接やるのは大変だけれど、こういう形で報われることがあるのですね。
今回も、フラワースタンドのひとつには、私の名前も入っていました。


初日の相模原、群馬の前橋、千秋楽の横浜と三会場に参加しましたけれど、良い思い出がたくさんできました。
他のファンとの交流もできたし。

こちらは昨日初めてお話しした大阪の女性ファンが描いた唯さんのイラストです。
韓国から海を渡って応援に来た方ともお話ししたり。
会話はなかったけれど、中国語を話すファンのグループもかなり目についたし、白人や中南米系のファンの方もちらほら。
小倉唯ファンも、国際的になってきてますね。
これが唯さんにとっては二十代最後のツアーとなるでしょうけれど、三十路を前にしてまだまだ人気は衰えず。
これが唯さんにとっては二十代最後のツアーとなるでしょうけれど、三十路を前にしてまだまだ人気は衰えず。

ただ、群馬公演に続いて昨日も「寂しい」という話をMCで持ち出して。
>いつもはこんな風にみんなといるわけじゃないじゃないですか。で、一人でテクテク歩いているとき、ふと私って寂しい人だなと…
>でも、改めてこんなにたくさんの人が私のことを応援してくれて、味方でいてくれること…
>こんなに長い年月が経っても、こうして集まってくれること、私は全部、当たり前だと思っていません。みんなありがとう…
と言っていました。
そんなにしきりに言うほど、最近寂しさを感じているのでしょうかね。
やっぱり、三十歳というひとつの区切りを前にすると、いろいろ思うところがあるのか。
それとも最近特に「寂しい」と身にしみて感じるきっかけになることが、何かあったのか。
いずれにしても「ありがとう」と言いたいのは我々ファンの方なのであって。
いい歳をしてアイドルみたいなことをして痛いとか、心ないことを言われたり、一生懸命作っているステージが「口パク」だなんていうデマを流されたり。
それでも「小倉唯」をやめずに貫いてくれているのは、本当にありがたく、尊いことだと思います。

特にこんな、何もかもめちゃくちゃな世の中になってきて、まともな人なら鬱になって当然といえる時代に…
(この日、日本版トランプ当選みたいな出来事が、兵庫県知事選でありました)
彼女の存在はせめてもの慰めなのですよ。少なくとも私にとっては。
じゃなきゃ、親たちもどうやら施設に入ってくれて、介護の手が空いて、息子も完全にひとり立ちしそうな今。
落ち着いたら、もうこれ以上生きてる意味もないかな。これより酷いディストピアを見ることになるより、早く死んじゃいたいな。
そんなことばかり考えてしまうところを「次のライブやイベントを見たいから、次に演じるCVが見たいから」と…
生きる目標を次々作ってくれている唯さんには感謝しかありません。
こういう「小倉唯のマニフェスト」がたとえ虚しいものであったとしても、です。

いつまで「推せる」状況でいられるか分からないけれど、頑張らないとね。
自分らしさ。正義感。愛。努力。誠実さ。
大事にしないと。
そう、たとえ世界を変えられなくても、自分が変えられてしまうことのないように。