「ん…」
ふ、と目が醒める。
肌に当たる布の感覚は服ではなく、心地よい白い綿だった。ああ裸のままだっけ、とぼんやりとした頭で思い出してみる。
つ、と鼻をつく匂いが、昨晩の行為の激しさを物語っていた。
その精液の匂いに、頭にかかっていた霞を取り払われ、ふと手元を見てみると―――
「…え?」
艶のある漆黒の髪。
それは紛れもない人間の頭部であり、昨晩互いを求め合った臨也であった。
「……!!!!????」
胸に抱く形となってしまっている臨也の頭を、つい恥ずかしさからぞんざいに扱いそうになったが、離そうにも自分の片腕が臨也のための腕枕になってしまっており、どうにもできなかった。
(ぐっすり寝てる…)
正臣が少し動いても臨也は起きない。いつも以上に眠りが深いようだが、胸部に押し付けられた鼻から漏れる微かな寝息が、どうにもくすぐったかった。
「……臨也さん」
ぺち、と頬に触れる。
それでも起きない臨也に、添えた手の力を込めて、端正な顔を覗きこんだ。
外に出ないから肌は白くて綺麗だし、なかなか凝視はできない睫毛は無駄に長い。
…なんか、むかつく。
なんとなく頬をつまんでみた。歪みのない表情が、無理矢理崩された。
あぁ、なんか肌柔らかい。余計むかつく…
寝てるのをいいことにぐいぐいと好き勝手に弄っていると、
「…人の顔で何してるの、正臣くん…せっかく気持ちよく寝てたのに」
不機嫌そうな紅い瞳がこちらを射抜く。
「あっつまんない」
「つまんないってなんだつまんないって。ここで寝るの、落ち着くのに…」
そう言って、むぎゅ、と正臣を抱き寄せ、心音を聞く。
その様子を見て、くす、と笑う。
「臨也さんって…」
「なぁに」
「赤ちゃんみたい」
「…は?」
物凄い不服な表情を浮かべ、不機嫌な声を上げる。
「だって心音で落ち着いて寝ちゃうし、肌綺麗だしふにふにだし、甘えん坊だし」
「……じゃあ、正臣くんはお母さん?」
そう言って正臣の乳首に吸い付くと、意地悪げな笑みを浮かべる。
「…っあ」
「ミルクは下から出るけどね?」
「…変態」
もう腰動かねーっすよ、なんて言いながら頬をむにっと弄る。
「ん…もう少し寝ますか?」
「……そうだね、まだこーしてたい」
腰を引き寄せて、また胸に顔をうずめる。
おやすみなさい……
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
gdgdすみませんでした
ふ、と目が醒める。
肌に当たる布の感覚は服ではなく、心地よい白い綿だった。ああ裸のままだっけ、とぼんやりとした頭で思い出してみる。
つ、と鼻をつく匂いが、昨晩の行為の激しさを物語っていた。
その精液の匂いに、頭にかかっていた霞を取り払われ、ふと手元を見てみると―――
「…え?」
艶のある漆黒の髪。
それは紛れもない人間の頭部であり、昨晩互いを求め合った臨也であった。
「……!!!!????」
胸に抱く形となってしまっている臨也の頭を、つい恥ずかしさからぞんざいに扱いそうになったが、離そうにも自分の片腕が臨也のための腕枕になってしまっており、どうにもできなかった。
(ぐっすり寝てる…)
正臣が少し動いても臨也は起きない。いつも以上に眠りが深いようだが、胸部に押し付けられた鼻から漏れる微かな寝息が、どうにもくすぐったかった。
「……臨也さん」
ぺち、と頬に触れる。
それでも起きない臨也に、添えた手の力を込めて、端正な顔を覗きこんだ。
外に出ないから肌は白くて綺麗だし、なかなか凝視はできない睫毛は無駄に長い。
…なんか、むかつく。
なんとなく頬をつまんでみた。歪みのない表情が、無理矢理崩された。
あぁ、なんか肌柔らかい。余計むかつく…
寝てるのをいいことにぐいぐいと好き勝手に弄っていると、
「…人の顔で何してるの、正臣くん…せっかく気持ちよく寝てたのに」
不機嫌そうな紅い瞳がこちらを射抜く。
「あっつまんない」
「つまんないってなんだつまんないって。ここで寝るの、落ち着くのに…」
そう言って、むぎゅ、と正臣を抱き寄せ、心音を聞く。
その様子を見て、くす、と笑う。
「臨也さんって…」
「なぁに」
「赤ちゃんみたい」
「…は?」
物凄い不服な表情を浮かべ、不機嫌な声を上げる。
「だって心音で落ち着いて寝ちゃうし、肌綺麗だしふにふにだし、甘えん坊だし」
「……じゃあ、正臣くんはお母さん?」
そう言って正臣の乳首に吸い付くと、意地悪げな笑みを浮かべる。
「…っあ」
「ミルクは下から出るけどね?」
「…変態」
もう腰動かねーっすよ、なんて言いながら頬をむにっと弄る。
「ん…もう少し寝ますか?」
「……そうだね、まだこーしてたい」
腰を引き寄せて、また胸に顔をうずめる。
おやすみなさい……
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