※15禁です。ぬるい性描写あるので注意
※モブ正・強姦表現有
「んっ…ふ、はぁ」
臨也に組み敷かれた状態で、正臣はただ喘いでいた。
自らの中には、臨也の欲望が埋まり、黒髪を揺らすその男は、正臣の体を揺すぶっていた。
「正臣くん……俺のこと、好き?」
唐突に聞いてきたこの男を、潤んだ瞳でキッと睨み付けてやる。
「きらい、です、よっ、ん」
「おや」
どうして、と最中に聞いてくるから、鬱陶しく感じながらも事実をきちんと告げてやった。
「朝か、ら、盛って、…はぁ、っいやがる人間のこと、無理やり抱くようなやつ、きらいで、す」
「そうかい」
はは、と笑って抽挿が激しくなり、伴ってぐちゅぐちゅと音が大きくなる。
嫌いと言っておきながら快感に身を委ね、この男を離せないでいる自分のことにもつくづく呆れ、多少の自己嫌悪も感じてしまっていた。
二つの嫌悪感に苛まれながら、その間に快感を拾い、正臣は達する寸前だった。
「だい、きらい、だ…!」
「そう、なら」
突然、臨也の動きが止まる。
イく寸前だった正臣は、固く瞑っていた目を開けた。
「出て行って」
恐ろしいくらい冷酷な声が聞こえた。
目線の先にあるのは―――冷たく鋭く光る、緋色の瞳だった。
負の感情のみをたたえた緋は、まるで宝石のようで、美しいとさえ思うほどだった。
しかし、そんな生易しいものでは、無い。
「ねえ、嫌いなんでしょ、俺のこと。さっさと出て行ってくれる?嫌い嫌い言ってるやつのことなんか、抱きたくも顔を合わせたくも無い」
「待って、臨也さ、え、そんな」
「本気でいってるんだ。さっさと、俺の前から消えて」
ドクン
冗談の沙汰ではないような表情。声。視線。
そのすべてが臨也の本当の怒りを表しているように見えた。
「ごめんなさ、いざ、やさ、ごめ」
「出てって」
言い終る前に遮られ、服を投げつけられた。一緒にしてあった携帯も飛んで額にぶつかり、ぽとりとベッドの横に落ちる。
携帯と額のぶつかる音にも見向きをしない。
何を言っても、臨也はもう応えなかった。仕方なしに、投げられた自分の服を着る。
着終えたところで、再び臨也に近づこうとしたが、それに気付いた臨也はすかさず正臣の体を拘束し、動けないようにしたのち、玄関の外へ放り出した。
「ッ痛……」
「もう、二度と戻ってこないで」
バタン、とドアが閉まり、続いて鍵の掛かる音がした。
本当に、追い出された。
**************************************
部屋を出る直前に見た時計は10時を過ぎていただろうか。
確実に通勤時間をはずした新宿の街には、人通りはさほどではなく、オフィスの中にすでに入っているようだ。
財布も、携帯も、何も無い。
あるのは身一つだけだが、その体も、池袋まで歩いて帰るようなコトができる状態ではなかった。
中途半端に弄られた体が、下腹部を中心に疼く。
吐き出されなかった熱はぐるりと体内を渦巻くように、足から、腰から、頭から、正臣のすべてから力をそぎ落としていった。
足が震えて立っているのがやっとで、だんだんそれもままならず、人通りの少ない道の建物と建物の間に体を滑り込ませ、へたり込んだ。
最初に組み敷かれる前に、後から効いてくるような媚薬でも飲まされたらしく、少し休めばどうにかなるだろうと思っていた体はどんどん重くなっていく。
それに比例するように、少しずつ、少しずつ、正臣の欲望は張り詰め限界を訴えていた。
(どうしよう、一回抜けば、多少は楽かな)
さすがにここで抜くのはまずい。あたりを見渡して公衆トイレの場所を思い出し、最短で行ける道を考え、刺激をできるだけ与えないよう歩き出した。
衣擦れでさえも、刺激になって、快感を拾う。
正直疲れるし歩きづらいしで、相当に辛かった。
少し進み、風景も変化を生んできたころ。最短ルートを行き、かなり人気のない通りを歩いていたときだった。
相変わらず気だるい体を引きずっていると、誰かに腕を引かれ、路地裏に連れ込まれた。
「わっ、ちょっ…誰だよ、あ、ああ、んああああああっ」
急な刺激に布地は正臣の欲望を掠め、あっさりと絶頂へ促した。
その衝撃でひざから力が抜け、そのまま何者かに引っ張られ、行き止まりの壁のある路地裏へと引き込まれた。
見上げて目に入ったのは―――下卑た笑いを浮かべる、知らない男たちだった
「おいおい、今イかなかったか?」
「そうだな…なんか盛られてんのか」
「俺たちがヤる前からかよ!!!そりゃ手間が省けるねぇ!」
ぶひゃひゃ、と笑う顔が汚らしい。
しかし正臣に、抵抗できるような力は残っていなかった。
「お前ら…誰だ……」
搾り出した声は掠れており、自分でも驚く。
ぼんやりとした頭だった。しかしそれでも自らの中で鳴り響く警鐘は止まず、ここから逃げることで脳が圧倒的に支配されていた。
しかし、足腰の立たない正臣にとってあったのは、逃げられない という残酷な現実のみ。
「随分綺麗な顔してんじゃないの…しかも超淫乱と見た。だって俺ら触る前からビンビンだぜ?歩いててイく、って何よ」
「こりゃ上玉だな」
「ヤっちまおうぜ」
「や、めろ!」
「無駄な抵抗ですー」
わずかな力を振り絞っても、強靭な男たちに退けられる。
服は、剥ぎ取られていった。
待ってくれ
怖い
俺に何をするつもりだ
怖い
助けてくれ
怖い
臨也さん
助けて
臨也さん助けて、臨也さん、臨也さん!
無意識に助けを求める、しかし声は上がらない。
無意識に助けを求める、その相手は、自分を追い出した人。
無意識に助けを求める、それは、叶わぬ願い。
自ら拒絶した人。
助けを求めたって、何も起こりはしない。
自分の本心であるあの人への愛をどんなに叫んだって、助けは来ない。
嫌いなんて嘘をついたことを懺悔したって、助けは来ない。
絶望のなかで、正臣は意識を手放していった。
**************************************
次に目を醒ましたときに目に入ったものは、さらさらと揺れる黒髪だった。
下半身の感覚が遠いが、肩を抱く温かなやわらかさを感じた。
「ん……」
目をしっかり開け、意識を覚醒させると、二つの異なった生臭い匂いが鼻についた。
ひとつは、もう固まりかけた精液の匂い。
もうひとつは―――尋常じゃない血の匂い。
その強烈な匂いに身を微かに捩ると、肩を抱く黒が動いた。
「…正臣君、気がついた?」
「……いざ、や、さん………」
「大丈夫、もう大丈夫だから」
そう言ってぎゅっと抱きしめると、正臣の唇に優しくキスを落とす。
「正臣君、無事で良かった…」
「あの、いざや、さん」
「俺は…俺は嘘を吐いたってのに、君がまさか本当に出てくなんて、やりすぎたかな、って…中途半端にだったし、薬も盛ってたから、動けないだろうから玄関前にいるだろうと思ってたのに、いないんだもん……」
「………」
「ごめん、本当にごめん。俺のせいで正臣君をこんな目に遭わせてしまって、本当にごめん」
さっきよりも抱く腕に力を入れ、本心からの謝罪をするという珍しい臨也の姿。
正臣は弱弱しく腕を持ち上げて、柔らかな黒髪に手を差し込んだ。
「いい、んですよ、もともとは、おれが、うそついたんだ、から」
「…そう?…嫌いじゃ、ない?俺のこと好き?」
「………はい…だから、また、ふたりで、すごしましょう」
「……うん」
お互いに微笑み合う。
「君を探して飛び出してきたらここにいるの見つけたんだ…気付いたときにはナイフ出して、こいつらを切りつけてた」
臨也がちらと視線を飛ばした先には、正臣を襲った男たちが血を流しぐったりしていた。
「……え」
「大丈夫、死んでないから。それに波江さんに連絡したから、後片付けのプロと、迎えの車がもう来るはずだ。今回のことは裏で手を回したから警察にはいってない」
若干犯罪交じりな内容のことを聞きながら、それでもすべてが済むこと、そして臨也とまた一緒にいられることに、正臣はひたすら安堵していた。
臨也がそっと、正臣を抱き上げる。
迎えが来たらしい。
「さ、帰ろうか。まずは、正臣君を綺麗にしてあげなくちゃ」
「はい……」
よし、と臨也が笑い、正臣もそれにつられてふと笑った。
「ねえ」
「はい?」
「エイプリルフールについた嘘は、現実では成就しない、って言い伝え知ってる?」
「いえ……それが、どうかしたんですか?」
「ん、俺たちだったらね、俺は二度と出て行けなんて君に言わないし、君は俺を嫌うことなんて未来永劫無い、ってこと」
「……もともと…」
「え?」
「もともと、俺が臨也さんを嫌うわけ、無いっすよ」
**************************************
なんかgdgdになったすみませ…!!
結局なにが書きたいかって主題はどうせ臨正バカップルってことなんです
ごめんなさいごめんなさい
文章構成力が…欲しいなぁ…!!!
3時間程度しかかけてないモンなんで勘弁してください。
四月馬鹿です、お粗末様でした。
※モブ正・強姦表現有
「んっ…ふ、はぁ」
臨也に組み敷かれた状態で、正臣はただ喘いでいた。
自らの中には、臨也の欲望が埋まり、黒髪を揺らすその男は、正臣の体を揺すぶっていた。
「正臣くん……俺のこと、好き?」
唐突に聞いてきたこの男を、潤んだ瞳でキッと睨み付けてやる。
「きらい、です、よっ、ん」
「おや」
どうして、と最中に聞いてくるから、鬱陶しく感じながらも事実をきちんと告げてやった。
「朝か、ら、盛って、…はぁ、っいやがる人間のこと、無理やり抱くようなやつ、きらいで、す」
「そうかい」
はは、と笑って抽挿が激しくなり、伴ってぐちゅぐちゅと音が大きくなる。
嫌いと言っておきながら快感に身を委ね、この男を離せないでいる自分のことにもつくづく呆れ、多少の自己嫌悪も感じてしまっていた。
二つの嫌悪感に苛まれながら、その間に快感を拾い、正臣は達する寸前だった。
「だい、きらい、だ…!」
「そう、なら」
突然、臨也の動きが止まる。
イく寸前だった正臣は、固く瞑っていた目を開けた。
「出て行って」
恐ろしいくらい冷酷な声が聞こえた。
目線の先にあるのは―――冷たく鋭く光る、緋色の瞳だった。
負の感情のみをたたえた緋は、まるで宝石のようで、美しいとさえ思うほどだった。
しかし、そんな生易しいものでは、無い。
「ねえ、嫌いなんでしょ、俺のこと。さっさと出て行ってくれる?嫌い嫌い言ってるやつのことなんか、抱きたくも顔を合わせたくも無い」
「待って、臨也さ、え、そんな」
「本気でいってるんだ。さっさと、俺の前から消えて」
ドクン
冗談の沙汰ではないような表情。声。視線。
そのすべてが臨也の本当の怒りを表しているように見えた。
「ごめんなさ、いざ、やさ、ごめ」
「出てって」
言い終る前に遮られ、服を投げつけられた。一緒にしてあった携帯も飛んで額にぶつかり、ぽとりとベッドの横に落ちる。
携帯と額のぶつかる音にも見向きをしない。
何を言っても、臨也はもう応えなかった。仕方なしに、投げられた自分の服を着る。
着終えたところで、再び臨也に近づこうとしたが、それに気付いた臨也はすかさず正臣の体を拘束し、動けないようにしたのち、玄関の外へ放り出した。
「ッ痛……」
「もう、二度と戻ってこないで」
バタン、とドアが閉まり、続いて鍵の掛かる音がした。
本当に、追い出された。
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部屋を出る直前に見た時計は10時を過ぎていただろうか。
確実に通勤時間をはずした新宿の街には、人通りはさほどではなく、オフィスの中にすでに入っているようだ。
財布も、携帯も、何も無い。
あるのは身一つだけだが、その体も、池袋まで歩いて帰るようなコトができる状態ではなかった。
中途半端に弄られた体が、下腹部を中心に疼く。
吐き出されなかった熱はぐるりと体内を渦巻くように、足から、腰から、頭から、正臣のすべてから力をそぎ落としていった。
足が震えて立っているのがやっとで、だんだんそれもままならず、人通りの少ない道の建物と建物の間に体を滑り込ませ、へたり込んだ。
最初に組み敷かれる前に、後から効いてくるような媚薬でも飲まされたらしく、少し休めばどうにかなるだろうと思っていた体はどんどん重くなっていく。
それに比例するように、少しずつ、少しずつ、正臣の欲望は張り詰め限界を訴えていた。
(どうしよう、一回抜けば、多少は楽かな)
さすがにここで抜くのはまずい。あたりを見渡して公衆トイレの場所を思い出し、最短で行ける道を考え、刺激をできるだけ与えないよう歩き出した。
衣擦れでさえも、刺激になって、快感を拾う。
正直疲れるし歩きづらいしで、相当に辛かった。
少し進み、風景も変化を生んできたころ。最短ルートを行き、かなり人気のない通りを歩いていたときだった。
相変わらず気だるい体を引きずっていると、誰かに腕を引かれ、路地裏に連れ込まれた。
「わっ、ちょっ…誰だよ、あ、ああ、んああああああっ」
急な刺激に布地は正臣の欲望を掠め、あっさりと絶頂へ促した。
その衝撃でひざから力が抜け、そのまま何者かに引っ張られ、行き止まりの壁のある路地裏へと引き込まれた。
見上げて目に入ったのは―――下卑た笑いを浮かべる、知らない男たちだった
「おいおい、今イかなかったか?」
「そうだな…なんか盛られてんのか」
「俺たちがヤる前からかよ!!!そりゃ手間が省けるねぇ!」
ぶひゃひゃ、と笑う顔が汚らしい。
しかし正臣に、抵抗できるような力は残っていなかった。
「お前ら…誰だ……」
搾り出した声は掠れており、自分でも驚く。
ぼんやりとした頭だった。しかしそれでも自らの中で鳴り響く警鐘は止まず、ここから逃げることで脳が圧倒的に支配されていた。
しかし、足腰の立たない正臣にとってあったのは、逃げられない という残酷な現実のみ。
「随分綺麗な顔してんじゃないの…しかも超淫乱と見た。だって俺ら触る前からビンビンだぜ?歩いててイく、って何よ」
「こりゃ上玉だな」
「ヤっちまおうぜ」
「や、めろ!」
「無駄な抵抗ですー」
わずかな力を振り絞っても、強靭な男たちに退けられる。
服は、剥ぎ取られていった。
待ってくれ
怖い
俺に何をするつもりだ
怖い
助けてくれ
怖い
臨也さん
助けて
臨也さん助けて、臨也さん、臨也さん!
無意識に助けを求める、しかし声は上がらない。
無意識に助けを求める、その相手は、自分を追い出した人。
無意識に助けを求める、それは、叶わぬ願い。
自ら拒絶した人。
助けを求めたって、何も起こりはしない。
自分の本心であるあの人への愛をどんなに叫んだって、助けは来ない。
嫌いなんて嘘をついたことを懺悔したって、助けは来ない。
絶望のなかで、正臣は意識を手放していった。
**************************************
次に目を醒ましたときに目に入ったものは、さらさらと揺れる黒髪だった。
下半身の感覚が遠いが、肩を抱く温かなやわらかさを感じた。
「ん……」
目をしっかり開け、意識を覚醒させると、二つの異なった生臭い匂いが鼻についた。
ひとつは、もう固まりかけた精液の匂い。
もうひとつは―――尋常じゃない血の匂い。
その強烈な匂いに身を微かに捩ると、肩を抱く黒が動いた。
「…正臣君、気がついた?」
「……いざ、や、さん………」
「大丈夫、もう大丈夫だから」
そう言ってぎゅっと抱きしめると、正臣の唇に優しくキスを落とす。
「正臣君、無事で良かった…」
「あの、いざや、さん」
「俺は…俺は嘘を吐いたってのに、君がまさか本当に出てくなんて、やりすぎたかな、って…中途半端にだったし、薬も盛ってたから、動けないだろうから玄関前にいるだろうと思ってたのに、いないんだもん……」
「………」
「ごめん、本当にごめん。俺のせいで正臣君をこんな目に遭わせてしまって、本当にごめん」
さっきよりも抱く腕に力を入れ、本心からの謝罪をするという珍しい臨也の姿。
正臣は弱弱しく腕を持ち上げて、柔らかな黒髪に手を差し込んだ。
「いい、んですよ、もともとは、おれが、うそついたんだ、から」
「…そう?…嫌いじゃ、ない?俺のこと好き?」
「………はい…だから、また、ふたりで、すごしましょう」
「……うん」
お互いに微笑み合う。
「君を探して飛び出してきたらここにいるの見つけたんだ…気付いたときにはナイフ出して、こいつらを切りつけてた」
臨也がちらと視線を飛ばした先には、正臣を襲った男たちが血を流しぐったりしていた。
「……え」
「大丈夫、死んでないから。それに波江さんに連絡したから、後片付けのプロと、迎えの車がもう来るはずだ。今回のことは裏で手を回したから警察にはいってない」
若干犯罪交じりな内容のことを聞きながら、それでもすべてが済むこと、そして臨也とまた一緒にいられることに、正臣はひたすら安堵していた。
臨也がそっと、正臣を抱き上げる。
迎えが来たらしい。
「さ、帰ろうか。まずは、正臣君を綺麗にしてあげなくちゃ」
「はい……」
よし、と臨也が笑い、正臣もそれにつられてふと笑った。
「ねえ」
「はい?」
「エイプリルフールについた嘘は、現実では成就しない、って言い伝え知ってる?」
「いえ……それが、どうかしたんですか?」
「ん、俺たちだったらね、俺は二度と出て行けなんて君に言わないし、君は俺を嫌うことなんて未来永劫無い、ってこと」
「……もともと…」
「え?」
「もともと、俺が臨也さんを嫌うわけ、無いっすよ」
**************************************
なんかgdgdになったすみませ…!!
結局なにが書きたいかって主題はどうせ臨正バカップルってことなんです
ごめんなさいごめんなさい
文章構成力が…欲しいなぁ…!!!
3時間程度しかかけてないモンなんで勘弁してください。
四月馬鹿です、お粗末様でした。