アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」

2015-11-14 | 「K」語り
K RETURN OF KINGS 第7話「Kickdown」が放送されました。
すごかった! 面白かった! 
大変な回でした。
大いにネタバレありますので、未視聴の方はご注意ください。

前回のラストで車椅子を降りて立ち上がった緑の王比水流が、今回御柱タワーの中を疾走します。
赤青のクランと向き合った紫も、白銀組に対するスクナも、緑の王が出陣したと知り、撤退します。
スクナは撤退を嫌がって戦いを続けようとしますが、紫に過(あやまち)を突きつけられ、「聞き分けなさい、スクナ」と叱られ、しぶしぶ従います。
スクナにこう言う紫も本心では撤退が不本意で、あまり機嫌が良くない感じが、なんとなく可愛かったです。

緊急閉鎖された御柱タワーの中を疾走する比水流の映像が、すごく好きです。
そうしてその映像にかぶせて流れる宗像室長の独白がとてもよかったので、ここでちょっとそのメモを載せます。

道を照らす明かりもなく
耳に届く声もなく
さらに何重もの厚い隔壁が
あなたの行く手を阻む
この御柱タワー全体が
あなたのための牢獄というわけです
むろんこの程度の仕掛けで王権者を拘束することなど
できようはずもありませんが
仕掛けのひとつひとつが
あなたの限られた時間と体力を確実に奪っていく
100枚の壁と二人の王権者を乗り越え
果たしてここまで辿り着けますか
緑の王比水流


比水流のフルパワーは長時間持たないはずなのに、まったく力をセーブせず、すごいパワーで驀進してくる緑の王を見て、シロは「おかしい」と感じます。
疾走する比水流と、炎の翼でそれを追うアンナの戦いは、話し合いに移り、そしてまた戦いへ。
ここでの比水流はアンナに対して上から目線ではありますが、その力を認め、かなり尊重しているようにも見えます。
そうして比水流は石盤の部屋に「ゴール」。
しかしそこに待ち構えていた宗像によって一撃され、「ノーゴール」となります。
フルパワーなら負けないのかもしれませんが、パワーをセーブせずに突っ走ってきた比水流はそのときちょうど電池切れに。
比水流にサーベルを突きつけ、宗像は「好きなだけ暴れて楽しかったですか。知性もなければ秩序もない、まるでけだもののような有様でしたよ」と言い、そのときはもう動くこともできなくなった比水流は「とても楽しかったですよ」と応えます。
ここの宗像と比水の険悪なやりとりも大好きです。
アンナにはそれなりにいい感じの対応をしていた比水が、宗像に対しては「それは君が愚鈍だからです」とか、割とひどいこと言ってて面白かったです。
この二人は相性が悪いというのか、売り言葉に買い言葉というか。

しかし、こうして電池切れになって負けだと思われた緑の王は、自らは動けないまま、悠然と宗像に言います。
「君と戦うのは俺ではありません。俺の開いた道を通って、彼がやってきます。俺の切り札です」
霧が立ちこめ、ついに今まで謎にされてきた灰色の王が登場します。
ひぇ~!っとなったのは私だけではないはずです。

30分近くあるはずなのに、あっという間の7話でした。
もう来週が楽しみすぎで、待っていられない気持ちでいます。